NEWS

HOME > NEWS > CARCK GALLERYキュレーションのもと、GALLERY TARGETで本日よりグループ展“ROID CYCLE”開催。

CARCK GALLERYキュレーションのもと、GALLERY TARGETで本日よりグループ展“ROID CYCLE”開催。

2018.09.20

9月20日より、CRACK GALLERY(カナダ)によるキュレーションのもと、ジェフ・ハラデイ、ザック・デビット、ニック・アトキンス、ピーター・パキンによるグループ展がGALLERY TARGETで開催される。

2017年にCRACK GALLERYで開催された“ROID CYCLE”。今回、東京で開催される“ROID CYCLE”ではシュルレアリズム、フォークアートやポップアートから影響を受けた4人の作品が同時に展示される。それぞれが独自、特異な視点から制作した、立体物、ドローイング、ペインティングといった違うメディアムではあるが一定のボンディングを共感させる。

これらの作品は室内に引きこもり描き続けた一年間の結果であり、内面性、夢の光景、日常がテーマとなっている。家やスタジオ、自分自身の心の中に棲み続け、精神的な崇高さを追求する強迫観念にとりつかれた様子が表現されている。アーティストに限らず、家やスタジオ(仕事場)は記憶や経験を自己処理出来る場所である。カオスなストリート、様々な経験、ある瞬間、それら全てが反映されていく。「内」が必ずしも安全な場所ではなく「外」にも夢がありストーリーがある事を伝える展覧会となっている。

【プロフィール】

Peter Paquin/ピーター・パキン

1979年生まれ。ニューヨーク生まれ、在住。
デザイナーでありアーティストでもあるパキンは小さい頃から齧歯動物に興味を持ち、常にネズミをモチーフとしたペインティングやインスタレーションを制作。パキンにとってネズミは広いメタファーとアレゴリーの可能性を持つモチーフであり、言葉としても「アート」と「ラット」、謎めいたアナグラムを表現できるモチーフである。多くのドローイング、ペインティング、収集したネズミのイメージ、写真、コミック、グラフィック・デザインなどからパキンはネズミがカルチャー的に与える影響を探っている。これら調査の結果、たくさんのストーリーが出来、それを「バーマン」と呼んでいる。

Zak David/ザック・デビット

1972年生まれ。バンクーバー在住。
SupremeとVirusのデザイナーでありアーティストであるデビットのインスタレーションやドローイングは、幼少期に見た70年代特有のカルチャーからインスタレーションを受けている。70年代の冷蔵庫マグネットを大きくした木製のレリーフや、当時の水族館にあったもののドローイングや彫刻を制作している。マグネットにモチーフとともに刻まれている言葉は、ユーモア、政治的メッセージ、社会的な主張、アングラなフレーズなどと時に大胆でもあり愉快でもある。

Nick Atkins/ニック・アトキンス http://muddguts.com/id166.html

1973年生まれ。バンクーバー在住。
SupremeとVirusのデザイナー、8 Ball Zinesの一員でもあるアーティスト。スタジオベースのアートからビデオ、商業デザインまで幅広いメディアで活躍しているが、全ての作品は同じ言語を共有している。近年、アトキンスは架空の物語「ハンジーパーティー」を制作、それを元に彫刻作品を作成している。

Jeff Halladay/ジェフ・ハラデイ http://www.doghousefilms.ca/

映像作家のハラデイの”zone fragments”という作品は、20年にわたるスケッチブックの中身を集結させた作品である。コミックブック、パルプ小説、アルバムカバー、フィルムポスターに触発されたこれらのスケッチブックは、無作為に塗りつぶされたページのみで、始まりも終わりもない。順序や関連性のないものを繋げる事でフランケンシュタインのような物語を制作している。死までのハラデイの試みは常に違うものを生み出している。

【開催概要】

タイトル:“ROID CYCLE” curated by Crack Gallery

アーティスト:Zak David/Nick Atkins/Peter Paquin/Jeff Halladay

会期:9月20日(木)~10月6日(土)1200~19:00(日・祝日休廊)

会場:GALLERY TARGET(東京都渋谷区神宮前2-32-10)

【オープニング】

日時:9月20日(木)19:00~21:00

*アーティスト達も参加予定。