シンガーソングライターとの相互制作という新たな試みによって、時空を超える表現を生み出すmightの個展が3月5日より表参道で開催
2026.03.03

アーティストとイラストレーター、両方の側面を持つアーティスト、mightの個展が2026年3月5日(木)より tHE GALLERY OMOTESANDOにてスタートする。
◼︎アーティストステートメント
私たちは、自分の部屋の中にあるものをすべて言葉にすることはできない。 あの頃夢中になって聴いていた曲さえ、いつのまにか輪郭がぼやけていく。
なくなってしまった場所や人、記憶。
それでも街を歩くと、 似たような道路標識やバス停、看板、草木があって、 あの人に似た匂いの風や、 誰かが好きだった食べ物、
ふと流れてきた曲に、 遠い景色は静かに呼び戻される。
ありふれた一瞬の積み重ねが、
街をつくり、
部屋と世界をゆるやかに結びつけていくように
その線を辿れば、
私たちはどこへでも行けて、
また、巡り会える。
― might
◼︎キュレーターコメント
本展は、might が一貫して描き続けてきた「青春の光」を、あらためて現在地から提示する個展である。
近年のアートシーンにおいては、作家の内面に潜む葛藤や不安、あるいは社会の歪みを反映した表現が 高く評価される傾向がある。 確かに、人生を裏側や斜めから捉える視点は重要であり、同時代性を担保するひとつの方法でもある。
しかしその一方で、人生を肯定し青春をまっすぐに描く視線は、どこか軽視されがちではないだろうか。 might の作品に登場する少女たちは、世界をまだ疑いきっていない時間の中にいる。 そこにある笑顔は記号的な「かわいさ」ではなく、信頼や期待に満ちた未だ傷つききっていない精神の状 態を映し出している。
彼女が描いているのは、単なる理想化された青春像ではない。失われやすい純情そのものを、現在に引き留めようとする意志である。 心の闇を理解し受け止めることが社会の役割だとするならば、同時に、心の純粋さを守り続けることもまた、社会の責任のひとつであるはずだ。
眩しさを描くことは、決して浅さではない。
肯定することは、現実からの逃避ではない。
might の描く青春は、いつまでも前向きだ。そのまっすぐさこそが、本展の核である。
ー米原康正
【プロフィール】
might(マイト)
アートレーター。好きな絵を描いていたらいつの間にかアーティストとイラストレーター、両方の側面を持つようになったという意味でアートレーター(Artrator)を名乗る。 シンガーソングライター、和ぬかによる楽曲「寄り酔い」のMVにてイラストを手がけ、TikTokやYouTubeで大ヒットとなり人気に火が付く。
3回目となる今回の個展では、シンガーソングライターのフジタカコさんと互いに制作しあうことにより幅を広げる試みを実施し、油彩・アクリルで制作した作品を展示。
Instagram:@_______might117
X:@_______might
【開催概要】
タイトル:might solo exhibition “Draw a line”
会期:2026年3月5日(木)~3月15日(日)
会場:tHE GALLERY OMOTESANDO(東京都渋谷区神宮前 5-16-13 SIX HARAJUKU TERRACE S 棟 2F)
休廊日:月・火曜日
<Opening Reception>
日時:3月5日(木) 18:00~20:00
入場無料・自由入場