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麻布台ヒルズギャラリー開館記念「オラファー・エリアソン展: 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」が11月24日(金)より開催

2023.11.20

「街全体がミュージアム」をテーマとする麻布台ヒルズの文化発信の中核となる「麻布台ヒルズギャラリー」が11月24日(金)にオープンする。そのこけら落としとなるのが、日本では3年半ぶりとなるオラファー・エリアソンの個展だ。

アイスランド系デンマーク人であるオラファー・エリアソン(1967 年、デンマーク生まれ)は、ジャンルを横 断する多様な作品だけでなく、環境問題などの社会的課題への積極的な取り組みでも世界的に注目されて いるアーティストだ。大型インスタレーションをはじめとするエリアソンの作品は、自然現象や、その要素である色や光、動きが導く知覚体験を通して、世界の在り方や自然との関係性についての新たな解釈をうながしている。

本展では、麻布台ヒルズの開業にあわせて制作された新作のパブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(2023 年)で取り組んだ主題を軸に、新作インスタレーションや水彩絵画、ドローイング、 立体作品を通し、線や振る舞い、動きなどのモチーフを探求。光と水を使った大型インスタレーション《瞬間の家》(2010 年)や、複雑に屈折する光を内包する幾何学立体の《蛍の生物圏(マグマの流星)》(2023 年 )、 太陽光や風といった動力で描いた新作ドローイングなど、自然現象から幾何学、物理や動作パターン、色彩学に関する研究に裏付けられた、知覚に訴えかける作品群を紹介する。世界初公開となる新作《呼吸のための空気》を含む、日本初展示作品15点が展示される。

《蛍の生物圏(マグマの流星)》 2023 年 撮影:Jens Ziehe


【プロフィール】

オラファー・エリアソン | Olafur Eliasson
1967年生まれ 、アイスランドとデンマークで育 つ 。 現在は 、コペンハーゲンとベルリンを拠点としている。1995年にベルリンに移住 し、スタジオ・オラファー・エリアソンを設立。現在は、職人や建築家、 アーキビスト、研究者、管財人、料理人、プログラマー、美術史家、 専門技術者からなる大規模なチームによって構成されている。 1997年以来 、インスタレーション 、絵画 、彫刻 、写真 、映像など 、 幅広いジャンルの作品を発表 、世界の主要美術館で個展を開催 。2019 年には国連開発計画による再生可能エネルギーと気候変動対策の親善大使に任命される。2023年、第34 回高松宮殿下記念世界文化賞の彫刻部門を受賞。

■アーティストメッセージ
すべてのものごとは、たとえ安定しているように見えるものでさえ、大きなスケールで見れば動きのなかにある。 私たちの惑星、太陽、そして太陽系は、天の川を駆け巡り、中央のブラックホールを取り囲むように動いている。 同時に、よくよく目を凝らせば、この世界は種々の構成要素から成り立っており、それらはまだ見ぬ「現実の足場でもある。今のところ、私たちは夢のレベルでしかこれにアクセスできない。アートとは、想像力を駆使して、不可能を可能にし、見えないものを見えるようにすることなのだ。ー オラファー・エリアソン

オラファー・エリアソン 撮影:Lars Borges


【開催概要】

タイトル:麻布台ヒルズギャラリー開館記念「 オラファー・エリアソン展 : 相 互 に繋がりあう瞬間が協和する周期 」

会期:2 0 2 3 年 1 1 月 2 4 日(金 )〜 2 0 2 4 年 3 月 3 1 日(日)

会場:麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB 階

開館時間:月/水/木/日 10:00-19:00 火 10:00-17:00 、金/土/祝前日 10:00-20:00

オラファー・エリアソン展特設サイト:
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/olafureliasson-ex/