米原康正がキュレーションするニュージーランドのパフォーマンスアーティストの写真展「「ZHEANI RITUALS 原宿 WITH MIK SHIDA」が開催!
2022.08.09
米原康正がキュレーションする展示会「ZHEANI RITUALS 原宿 with MIK SHIDA」が、SOMSOC Galleryと +DA.YO.NEの初のコラボ企画として、8月18日( 木)よりSOMSOC Galleryにて開催される。
本展は、パフォーマンスアーティストのZHEANI(ジァニー)が初めて日本で開催する写真展だ。ZHEANIのカメラマンでありモダンアーティストでもあるMIK SHIDAも来日し、絵画とライブドローイングパフォーマンスを披露します。
“ZHEANI RITUALS 原宿 with MIK SHIDA”に寄せて
アートとはその時代を映し出す鏡だ。
ブームや事件やさまざまな出来事がありそれに伴う社会に漂ういろいろな感情を、アーティストが自分の解釈で表現する、がアートなのだ。
だから2022年に作られたアートは2022年を表現していないとダメなのだ。
ただそれはコロナが流行ったからコロナを描けってことじゃない。
その時代の文脈で自分自身の時代を表現して欲しいってことなんだよね。
どんな情報受け取ってどんな作品を作ったのか? が重要ってこと。
ところが今のアート界。
この時代感があまりにも抜け落ちている。
それは今のアート界が既成のシステムに固執するあまり
同じループの中でもがき続けているからにすぎない。
「今」という瞬間に固執する作品があるにも関わらずだ。
だったら自分達でシステムを作ればいい。
そんな考えを持った人間が世界で動き始めている。
既成のアートシステムの中に閉じ込められたアーティストたちが
今を冷静に判断、表現そして批評できずにいる今。
本来持っていたアートの力を
既成のシステムの外にいるアーティストたちが取り戻し始める。
アートを人民の手に。
今回のZHEANI展で
現在世界で起きている時代の流れを体感してほしい。
キュレーター 米原康正
【 米原 康正 / YASUMASA YONEHARA 】
東京ストリートな女子文化から影響を受けたその作品は、雑誌などメディアの形をして表現されることが多く、90年代以降の女子アンダーグランドカルチャーの扇動者でもある。編集者、アーティスト、キュレーターなどさまざまな顔を持ち、Numero TOKYO3月号では米原康正の活動が30ページで特集された。中国のSNS、ウェイボで280万人のフォロワーを持つ。
【 +DA.YO.NE / プラスダヨネ 】
アーティストであり編集者である米原康正が立ち上げたジャンルにこだわらないコラボ専門のブランド。彼の名前が入っているのはもちろん、コラボさせるものを全てプラス方向に向かわせたい等、いろいろな意味を含んでいる。コラボとは彼のキュレーションを指す言葉で、選ぶものも選ばれるものも対等な立場であるということを意味する。2019年の立ち上げ以来毎月2~4回のペースで個展やグループ展を開催し、2022年4月から原宿のラフォーレで始まった「愛と狂気のマーケット」ではメインのブースを担当している。
【開催概要】
タイトル:ZHEANI RITUALS 原宿 with MIK SHIDA
会期:2022年8月18日~23日12:00~19:00 *会期中無休
会場:SOMSOC GALLERY(東京都渋谷区神宮前3-22-11)