南青山ニコライバーグマンでティモスィー・ベッチャマンの個展開催。花や植物からインスピレーションを得た日本画を展示
2020.07.27
7月30日より、南青山のニコライバーグマン フラワーズ&デザインでアーティスト ティモスィー・ベッチャマンの個展「Hybrid」が開催される。
ベッチャマンは、浮世絵、春画、漫画などの現代及び日本の伝統的な美術と、英国の風景画やアメリカのグラフィックアートの要素を組み合わせた作品を手掛けている。本展で展示する作品はクレマチス蔓のモチーフがメインテーマとなり、金箔や銀箔、手作り和紙、天然顔料などを用い、現代的でありながら伝統的なスタイルと19世紀の花鳥画の要素を組み合わせて製作された新作のシリーズ10点以上を展示する。
自身の絵画についてベッチャマンは「日本画のメディウムは非常に感触がよく、繊細で、それを用いて描くプロセスでは植物を育てるように自然の流れに身をまかせ、無理な力を加えることはできません。それぞれの絵は調和されメディウムと被写体の間で密かに描き上げられていて、私はその中に招待されているかのようです。」と語っている。
本展「Hybrid」は、丸の内のKEF Music Galleryの個展に続く二回目の個展となる。
【プロフィール】
ティモスィー・ベッチャマン/Timothy Betjeman
1982年ニューヨーク生まれ。シカゴ大学ビジュアルアーツと哲学科卒業後、The Royal Drawing School Londonにてポストグラデュエートディグリーを取得する。2016年にはTerra Foundationフェローシップにてジフェルニー、モネの庭園で作品を作る。
2017年以来、日本政府の文部科学省助成金の受領者として日本に住み、東京芸術大学の画家Saito Norihiko氏の元で日本画の研究をしている。
ベッチャマン氏の作品はHRH the prince of Wales,Clare College at the University of Cambridge,the Royal Abu Dhabi CollectionとThe Moritz-Heyman Foundation のほかプライベートコレクションの数々に入っている。
【開催概要】
タイトル:ティモスィー・ベッチャマン個展「Hybrid」
会期:2020年7月30日(木)~8月13日(木)11:00~18:00
会場:Nicolai Bergmann Flowers & Design 本店2階マルチパーパススペース(東京都港区南青山5-7-2)