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ニューヨーク、パリを魅了した森英恵のオートクチュール400点を展示する、生誕100年記念展が4月15日より開催

2026.02.03

アジア人で初めてパリ・オートクチュール正会員となり、日本のファッションを牽引した森英恵の没後初となる回顧展が、生誕100年を迎えた2026年春に国立新美術館にて開催される。

1950年代にキャリアを開始した森英恵は、当初、映画衣装の制作を通じて頭角を現すようになる。戦後の高度経済成長期の日本において、家庭を持ちながらデザイナーとして社会的にも大きな仕事を成し遂げる姿は、新しい女性像の先駆けとして注目されるようになった。そのような中で森が1961年、雑誌『装苑』にて新たに提唱したのが「ヴァイタル・タイプ」という人物像だ。快活で努力を惜しまないその姿は、森のその後の生き方とも大きく重なるものだった。1965年にはニューヨークコレクションにデビューして以降、日本のみならず晩年まで世界を股にかけて活動を続けた。

本展はオートクチュールのドレス、資料、初公開となる作品を含む約400点を通じて、森のものづくりの全貌を明らかにする。デザイナーとしての表現だけではなく、生き方とその創造の根幹にまで迫るまたとない機会となるだろう。

「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」展示風景 島根県立石見美術館 撮影:小川真輝


■展覧会のみどころ

1.日本人初、そしてアジア人初となるパリ・オートクチュール正会員、森英恵によるドレスが一堂に
1977年から27年間にわたり森英恵がライフワークとして取り組んだ膨大な数のオートクチュールコレクションからテーマごとにドレスを展示。高品質な素材と卓越した技術を持って世界に挑んだ一点ものの作品群から森の美意識と創造力の高さを体感できる。

2.森がこだわった日本産の布地
1965年、アメリカへと活動の場を広げた森英恵は、着物文化を背景に成熟していた日本産の帯地や絹織物で制作した作品を発表。高品質な絹地に鮮やかな色彩のプリントを施したオリジナルの布地は日本的美の表現としてすぐに注目を集めるようになった。本展では、森が使用した衣装の布地について改めて調査を行った結果、新たに発見された布の原画や試し刷りについても展示する。

3.日本初展示となるメトロポリタン美術館蔵の森英恵作品
今回、ニューヨークのメトロポリタン美術館に収蔵されている森英恵のドレスを日本にて初めて紹介する。森の顧客であり、日本美術の高名なコレクターであったメアリー・グリッグス・バークは、自身が所有する伊藤若冲《月下白梅図》(1755年)から着想を得たドレスの制作を森英恵に特別に依頼。このドレスを含む、森英恵作品4点が東京展のために出品される。本展では多くの衣装、資料を通じ、これまであまり紹介されてこなかった森のアメリカ時代の活躍を網羅的に伝える。

「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」展示風景 島根県立石見美術館 撮影:小川真輝


【開催概要】

展覧会名:生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ

会期:2026年4月15日(水)~7月6日(月)

会場:国立新美術館 企画展示室1E (東京都港区六本木7-22-2)

休館日:毎週火曜日(ただし、5月5日(火‧祝)は開館)

開館時間:10:00~18:00
※毎週金‧土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

観覧料(税込):
・前売券 一般:2,000円 大学生:1,600円 高校生:1,200
・当日券 一般:2,200円 大学生:1,800円 高校生:1,400
中学生以下は入場無料
障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料
※4
17日(金)~19日(日)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
チケット販売情報は後日発表予定

展覧会公式ウェブサイト:https://morihanae100.jp

お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)