空山基の過去最大規模の回顧展が2026年3月14日より東京・京橋にて開催
2025.12.01

© Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA
空山基の過去最大規模の回顧展『SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー』が、2026年3月14日から5月31日まで東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOにて開催される。
本展では、空山が1978年にウィスキーの広告のために最初に描いたロボット作品や、恐竜、ユニコーンなど幅広くロボット造形を追求した最新のキャンバス作品、デザインを手がけたAIBO(アイボ)の原画や、エアロスミスのアルバムジャケットとして知られる代表作品に加え、最新の彫刻作品、新作の映像インスタレーションも展示。空山基が半世紀にわたり追い求めてきた、光・透明・反射という表現の核を圧倒的なスケールで体感できる極めて貴重な機会だ。
1970年代後半から現在までの代表作を通じて、空山が築き上げてきた芸術的進化と創作の歩みを総観できる、まさに集大成といえる最大規模の回顧展となる。
【プロフィール】
空山基は、人体と機械の美を追求した作品で、国内外で伝説的な存在となっているアーティストだ。1983年の同名書籍の刊行を通じてその名を知らしめた「セクシーロボット」シリーズでは、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現によって、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えた。ポール・バーホーベン監督のアメリカの著名な映画「ロボコップ」のデザインや、ファッションデザイナー ティエリー・ミュグレーが1995年に発表したコレクションなどが空山の作品の影響を大きく受けていることは、その一例に過ぎない。
1999年に、ソニーが開発したエンターテインメントロボット「AIBO」のコンセプトデザイン、2001年には世界的ロックバンド、エアロスミスの「Just Push Play」(2001)のアルバムカバー、2018年にはキム・ジョーンズと手がけたディオールのメンズコレクションとのコラボレーション、2023年にはミュージシャンのザ・ウイークエンドやF1ドライバーのルイス・ハミルトンとのコラボレーションなどでも大きな話題となった。
空山の作品は、ニューヨーク近代美術館やスミソニアン博物館、香港M+のパーマネントコレクションに収蔵されている他、「Unorthodox」(The Jewish Museum, New York, 2015)、「Desire」(by Larry Gagosian and Jeffrey Deitch, Moore building, Miami, 2016)、「The Universe and Art」(森美術館, 東京, 2016; Art Science Museum, Singapore, 2017)、「Cool Japan」(Tropenmuseum, Amsterdam, 2018)、「Post Human」(Jeffery Deitch, LA, 2024) といった展覧会で広く世界中で発表されている。
Instagram:@hajimesorayamaofficial

© Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA
【開催概要】
タイトル:SORAYAMA 光・透明・反射 −TOKYO−
会期:2026年3月14日(土) – 5月31日(日)
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO (東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6F)
時間:日曜日 – 木曜日 10:00 – 18:00 / 金曜日 – 土曜日 10:00 – 20:00 / 祝前日、GW4/28(火)~5/6(水)、5/31(日) 10:00 – 20:00
*最終入場は閉館30分前
*休館日なし