心の転機を迎えたヴァン・ミネン。 破壊と再生、二つのアプローチが併存する個展「Metanoia」が1月17日スタート
2026.01.10

Christian Rex van Minnen
Still Life with Octopus in Vase and Upside Down Figure
2025
Oil on Linen
H275 x W193.8 x D5 cm
©Christian Rex van Minnen. Courtesy of NANZUKA
クリスチャン・レックス・ヴァン・ミネン(Christian Rex van Minnen)の新作個展「Metanoia(メタノイア)」がNANZUKA UNDERGROUND にて2026年1月17日(土)開催される。本展は、2021年に3会場同時開催(NANZUKA UNDERGROUND、3110NZ by LDH Kitchen、NANZUKA 2G)した日本初の展覧会に続く、NANZUKAでの2度目の展覧会となる。
レンブラント、ホセ・デ・リベーラ、ラッヘル・ライスらを筆頭とする17世紀バロック美術の古典的な油彩技法、20世紀のシュルレアリスム、そして現代アメリカのアンダーグラウンド・カルチャーをブラックユーモアを交えて融合させる特異な作風で知られるヴァン・ミネン。本展では、彼の特徴であるグロテスクかつ魅惑的なスタイルを発展させた作品群に加え、作家が「Straightforward」と呼ぶ、より古典的な静物画のアプローチを試みた新作ペインティング、計15点を発表いたします。
■アーティストステートメント
「Metanoia(メタノイア)」とは、心や考えの変化、あるいは悔い改めを意味します。私はアートのキャリアを、過去の美しいものを醜くする「Vandal(ヴァンダル)」、破壊者として始めました。私は自らを、聖域を荒らすヴァンダルのように感じてきました。1980年代から90年代に育った私の文化圏は、堕落や退廃、破壊に満ちており、私は長年、自分もその一部であるとみなしてきました。これは文化的な事象であり、多くの同世代にも当てはまることです。学んだものか本質的なものかはともかく、これが私の属している文化の特徴であり、私の作品もこの態度を反映してきました。
しかし最近、私は心の転換を迎え、再生の途上にあります。かつては過去の絵画の形式的な側面しか見えていませんでしたが、今ではその主題や内容、そしてこれらの作品に偉大なる神秘的陶酔を見出しはじめています。これは、メタノイアへの呼びかけとともに訪れました。
私は、近所の市場や環境から物を集め、それを撮影し、「Straightforward」な方法で静物画を描き始めました。このシリーズでは、私は自然と創造を讃えることだけを求め、様式を破壊するのではなく寄与したいと思っています。一方で、伝統的な様式を模倣しつつ破壊する私のシュルレアリスティックなスタイルの作品も前進させ、この精神的再生の過程で抱く強い感情を表現しようと試みています。現在は、この二つのアプローチを、あえて併存させています。
ークリスチャン・レックス・ヴァン・ミネン
【開催概要】
タイトル:クリスチャン・レックス・ヴァン・ミネン Metanoia
会期:2026年1月17日(土) 〜 2月21日(土)
会場:NANZUKA UNDERGROUND(東京都渋谷区神宮前 3-30-10)
時間:火曜日 – 土曜日 11:00 – 19:00 ※日曜、月曜休業