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バリー・マッギー個展「ポテト・サック・ボディ」がペロタン東京で開催

2020.02.17

                ©Barry McGee; Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

 

ペロタン東京にて、東京ギャラリー初となるバリー・マッギーの個展 「ポテト・サック・ボディ」が開催。本展は同アーティストによる 2019年の香港ギャラリーでの没入型展覧会に続くものとなり、マッギ ーは多岐にわたる素材・技法を取り入れ、力強いパターン、図案化された 頭字語、哀調を帯びたカリカチュア、その他特徴的モチーフにより、都市生活の複雑さを強調するアイコノグラフィーを描き、人間のありようを色鮮やかに探求している。

サンフランシスコを拠点とするマッギーは、都市文化の精神とコミュニティ意識を取り巻くアート・ムーブメントで、アメリカンフォークアートやオプ・ア ート、アーバンリアリズムの影響を受けた「ミッション・スクール」の一員である。マッギーは故郷と呼ぶ都市や作家としてのキャリアを通して居住した各地よりインスピレーションを得ながら、アートと人生の終わりなき対話や、空間に対する遊び心溢れる研究を思い起こさせるサイト・スペシフィック・インスタレーションを創り上げている。

マルチパネル・ペインティング、額装作品、個々に絵を描いた陶器やボトル、再利用されたファウンド・オブジェクト、連なった写真やドローイングからなるアッサンブラージュは、マッギーの多才さとアートへの包括的なアプ ローチを示している。また、こうした多様な要素はマッギーの出身地であるベイ・エリア特有のコミュニティや多様性の感覚をも想起させるものとなっている。

即興を得意とするアーティストであるマッギーは、構築された環境下におけるイメージとマテリアルの併置や共鳴についての実験をしている。このことは、集合体という感覚を投影するとともに、単独のアーティストの才能を超えた協力的な一体化の試みという、マッギーのアートの概念その ものと一致している。

 

©Barry McGee; Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

 

バリー・マッギーは1966年、カリフォルニア州サンフランシスコに生まれた。サンフランシスコ・アート・インスティテュートより絵画・版画の学士号(美術)を取得し、これまでに世界中の美術館や諸機関において個展を開催しています。例として、ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート (カリフォルニア州サンタバーバラ)、 フォンダツィオーネ・プラダ(イタリ ア・ミラノ)、UCLAハマー美術館(カリフォルニア州ロサンゼルス)、バークレー・アート・ミュージアム & パシフィック・フィルム・アーカイブ(カリフ ォルニア州バークレー)、ボストン現代美術館(マサチューセッツ州ボストン)、ワタリウム美術館(東京)などにて個展が開催された。また、マッギーの作品はニューヨーク近代美術館(ニューヨーク州ニューヨーク) 、サンフランシスコ近代美術館(カリフォルニア州サンフランシスコ)、バー クレー・アート・ミュージアム&パシフィック・フィルム・アーカイブ(カリフ ォルニア州バークレー)、ウォーカー・アート・センター(ミネソタ州ミネア ポリス)、ニュー・アート・ギャラリー(イギリス・ウォルソール)、フォンダツ ィオーネ・プラダ(イタリア・ヴェネツィア)のパブリック・コレクションに収蔵されている。

 

Photo by Maiko Miyagawa ©Barry McGee; Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

 

【開催概要】

タイトル : バリー・マッギー個展「ポテト・サック・ボディ」

会期 : 2020年2月7日 ~ 3月28日 (11:00〜19:00) 月曜・日曜・祝祭日休館

会場 : ペロタン東京(東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1)