Supremeとのコラボレーションでも知られるネイト・ロウマンの日本初の個展が4月26日より開催
2025.04.14

ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ネイト・ロウマンの日本初個展「This Neighborhood’s Changed(この街も変わったもんだ」)が、4月26日(土)よりGallery Commonにて開催する。キュレーションはパリで生まれ、ニューヨークを拠点とするキュレーター、マット・ブラックが手掛ける。
ラスベガス生まれのロウマンは、2000年代に頭角を現し、アメリカのポップカルチャーをユーモアと皮肉を交えて再解釈する作風で注目を集めてきた。ストリートカルチャーとの関わりも深く、2012年にはSupreme渋谷店オープン記念のTシャツをデザイン。2022年春にも再びSupremeとのコラボコレクションを発表し、大きな話題を呼んだ。
本展では、銃痕をかたどったキャンバス作品や、エドヴァルド・ムンクやウィレム・デ・クーニングといった巨匠の名作をポップにアレンジしたシリーズなどの代表作とともに、新作シリーズも展示。アメリカのゴルフコースやハリケーンといった社会的背景を連想させるモチーフを写した衛星写真を使った新作も発表する。ユーモアと社会批評を織り交ぜながら、私たちが日々目にするイメージの背後にある意味を問いかける。
【アーティストプロフィール】
Nate Lowman
ネイト・ロウマンは1979年ラスベガス生まれ、ニューヨーク在住。2000年代初頭より絵画、彫刻、インスタレーション作品を発表し活動を開始。ニューヨークを中心に注目を集めたアーティスト世代の一人であり、2005年に初の個展を開催。ハートやスマイリーフェイス、ピザ、雪だるまなど、ポップカルチャーのアイコンを用いてユーモラスかつ鋭い社会批評を表現することで知られる一方、弾痕や銃乱射事件の現場、原爆を描いた作品では、より暗くも痛烈な形で批評的視線が表現されている。ロウマンの作品はニューヨーク近代美術館、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センターなど、世界的美術館で展示されている。
【キュレータープロフィール】
Matt Black
マット・ブラックは、パリ生まれ・ニューヨーク拠点のキュレーターであり、展覧会や映画、コラボレーションを通じて現代美術を探求するプラットフォーム「REFLECTIONS」の創設者。Nownessとの映画シリーズとして「Reflections」を発表し、その後、ホイットニー美術館で刊行イベントが行われた書籍『Reflections: In Conversation with Today’s Artists』(Assouline, 2016)を出版した。主なキュレーションに、ラシード・ジョンソン、スターリング・ルビー、アンヘル・オテロらが参加した「Reflections」(Gana Art Center、ソウル、2019年)、ヒラリー・ペシス、ジェナ・グリボン、ルドヴィック・ノス、キャサリン・バーンハートらを紹介した「Open Ended」(2020年)、「Human/Nature」(2021年)、ダン・フレイヴィン、セイヤー・ゴメス、アーサー・ジャファらが参加した「I care because you do」(The Mass、東京、2021年)など。
【開催概要】
タイトル:Nate Lowman「This Neighborhood’s Changed」
会期:2025年4月26日(土) 〜 5月25日(日)
*オープニングレセプション:2025年4月25日(金)19:00~21:00
会場:Gallery Common(東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F)
時間:12:00 〜 19:00(水~日) *月、火 休廊