中国出身の書画家、婁正綱の新作を含む近年の作品15点を展示する個展が9月30日より丸の内にて開催
2025.09.01

良質なアートに触れ社会について思いを馳せるきっかけをご提供する「SMBC ART HQ」。その第3弾として、AWATA COLLECTION(株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社長 兼 CEO 粟田貴也氏による、婁正綱作品のコレクション)による、「婁正綱展 – AWATA COLLECTION -」が三井住友銀行東館1Fアース・ガーデンにて9月30日より開催する。
婁正綱(ろうせいこう)は、中国出身でありながら、日本に拠点を移して30年以上にわたり創作活動を続け、アジアを中心に高い評価を受けてきた。婁の作品は、中国最大のオークションハウスである China Guardian(中國嘉德(香港)國際拍賣)および Poly(保利集団)、そして熱心なコレクター間で、長きに渡り支持されてきた。
そのような中で、2022年に婁正綱との偶然なる出逢いにより、婁正綱作品のコレクターとなった粟田貴也氏によって、2024年、婁正綱の作品のみによって形成された「AWATA COLLECTION」を展示するプライベート・ギャラリー「Gallery L(ギャラリー・エル)」が東京・広尾に開設。Gallery Lは、前衛書からアクリル絵画に及ぶ婁正綱の画業の全貌に触れることのできる世界で唯一の場所となった。粟田氏は、自身の心を捉えて離さない婁作品の魅力について「作品から受け取るイマジネーションの無限の広がり」をあげる。比類なき芸術家、婁正綱の芸術をより多くの美術愛好家と共有し、本物の作品の持つパワーを多くの人に感じとっていただきたい、という思いから、AWATA COLLECTIONによる婁正綱作品を広く皆様にご紹介する最初の機会として、「SMBC ART HQ」第3弾が開催されることとなった。
本展は国内における婁正綱の最大の個展となり、AWATA COLLECTION から新作を含む、2018年から2025年にかけて制作された約23点の作品を展示する。高さ10m × 幅8.1mの大型作品も出品される。先鋭的でありながらも、時代を超越する優雅さを備えた作品群は、観るもの全てを圧倒する存在感を湛えるだろう。

Lou Zhenggang Untitled 2021 Medium: Acrylic on canvas Size:162.0cm × 130.0cm

Lou Zhenggang Untitled 2021 Medium: Acrylic on canvas Size:162.0cm × 130.0cm
【プロフィール】
婁正綱(ろうせいこう)
1966年、中国黒竜江省に生まれた婁正綱は、幼少期から書の才能を開花させ、父の指導のもとで急速に腕を磨きました。その卓越した才能は若くして師を超える域に達し、周囲を驚嘆させました。1986年に日本へ移住し、数多くの展覧会を成功させた後、1990年代前半にはニューヨークに滞在し、洋の東西を問わず、様々な分野の美術に触れました。その後、日本へ戻り、公の場から姿を消して制作に没頭。夜ごと一人で筆をとるその孤高の制作姿勢は、比類なき創造力を更に昇華させ、作家独自の視覚言語と技法を確立するに至ります。こうして研ぎ澄まされた表現手法により、彼女の作品は独自の境地へと到達しました。2018年以降は、相模湾を望む伊豆の大きなアトリエにて創作活動を続けており、自然に囲まれた環境が、彼女の創作意欲をさらにかき立てています。
HP: https://lzgstudio.com/
Instagram:https://www.instagram.com/louzhenggang_studio/
X:https://x.com/louzhenggang

婁正綱(ろうせいこう / Lou Zhenggang)

Lou Zhenggang Sun&Moon2 2020 Dimensions crystal: H 360 x W 360 x D 27.5 mm structure : H 527 x L 520 x P 490 mm
【開催概要】
タイトル:SMBC ART HQ Part3 婁正綱展 – AWATA COLLECTION –
会期:2025年9月30日(火) 〜 2025年10月25日(土)
会場:三井住友銀行東館1F アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内1丁目3−2)
時間:平日 9:00〜18:00 土日祝 13:00〜18:00
観覧料:入場無料