江戸時代の絵師、司馬江漢と亜欧堂田善が描いた油絵の展覧会が3月15日より府中市美術館にて開催
2025.02.17
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亜欧堂田善《両国図》重要美術品 秋田市立千秋美術館(前期・後期)
府中市美術館にて、「春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵」が2025年3月15日(土)から5月11日(日)が開催する。
油絵といえば西洋のもの、というイメージがあるが、江戸時代の日本でも描かれていた。鎖国下でも交流のあったオランダや中国を通じて、少ないながらも油絵が輸入され、それをまねて描く画家がいたのです。代表的な画家が、司馬江漢(1747-1818)と亜欧堂田善(1748-1822)の二人。ただし、二人の油絵は、私たちのよく知る油絵とは、かなり違い、荏胡麻の油などを使って自分で調合した絵具で、日本で古くから使われてきた薄くて繊細な絵絹に描いているので、滑らかでさらりとして、明朗かつ落ち着きのある色をしている。
江戸絵画ブームとも言われる昨今、この二人の展覧会が開かれることは稀である。特に江漢の展覧会は、2001年に同館で開催して以来だ。
本展では、油絵だけでなく、銅版画や、墨や在来の絵具を使った作品も展示。そして、二人の生い立ち、画家としての立場や環境の違い、目指すものの違いにも注目。科学者であり文人でもあった江漢と、幕府老中もつとめた白河藩主松平定信のもとで黙々と技術を極めた田善。二人の違いが作品にどう表れているかも、大きな見所だ。
【入場チケットプレゼント】
本展の入場チケットを5組10名様にプレゼント!
件名に「かっこいい油絵チケット希望」とご記入の上、下記のアドレスまでメールにてお申し込みください。締め切りは3月15日 23:55です。当選された方にはメールにてご連絡差し上げます。
contact@atelier506.jp
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司馬江漢《猫と蝶図》府中市美術館(前期)
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亜欧堂田善《墨堤観桜図》(前期・後期)
【開催概要】
タイトル:春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵
会期:2025年3月15日(土)〜2025年5月11日(日)
前期2025年3月15日(土)〜2025年4月13日(日) / 後期2025年4月15日(火)〜2025年5月11日(日)
※作品の大幅な展示替えを行います。
会場:府中市美術館(東京都府中市浅間町1丁目3番地)
時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(5月5日をのぞく)
入場料:一般800円(640円)、高校・大学生400円(320円)、小・中学生200円(160円)
※観覧券には2度目が半額になる割引券がついています(本展1回限り有効)。
※( )内は20名以上の団体料金。
※未就学児無料。
※障害者手帳(ミライロID可)等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
※コレクション展もご覧いただけます。
※府中市在住、在学の小中学生は「府中っ子 学びのパスポート」提示で無料。
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会URL:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/2024_shiba_aoudou.html
X(旧Twitter):@FuchuArtMuseum
■関連イベント(予定)
展覧会講座「司馬江漢と亜欧堂田善 名前も絵もかっこいい!」
講師:金子信久(当館学芸員)
日時:5月3日(土)午後2時より(90分程度)
会場:府中市生涯学習センター講堂(府中市美術館より徒歩5分)
共催:府中市生涯学習センター
予約不要、無料
子供向けクイズイベント「こうかんでんぜん探検隊!」
会期中随時、無料(観覧料が必要です)
展覧会を見ながら「探検隊ワークシート」のクイズに挑戦。