NEWS

HOME > NEWS > ポーランド出身のアーティスト エヴェリナ・スコヴロンスカの個展「逸文 itsubun -Fragments of Beauty」開催

ポーランド出身のアーティスト エヴェリナ・スコヴロンスカの個展「逸文 itsubun -Fragments of Beauty」開催

2020.07.19

“and in you I find” – “if not, winter” series – (ed.5) 2020, hand pulled screen print mixed with Japanese traditional
woodcut on Izumi paper, 1120 x 760 mm, each print is signed and numbered by the artist

ポーランド出身のアーティスト、エヴェリナ・スコヴロンスカの個展「逸文 itsubun -Fragments of Beauty」がスパイラル1F にあるMINA-TOにて7月20日より開催される。

エヴェリナ・スコヴロンスカは、1980 年にポーランドに生まれ、広告業界でのキャリアを経て、2013年よりアーティストとして活動を開始。2020年には長崎県南島原市にあるアーティスト イン レジデンス、アートビレッジ・シラキノに滞在し、現在は日本を拠点に作品を制作している。

スコヴロンスカの作品には、どのような肌の色、身体の大きさ、文化的背景であれ、女性は等しく美しく強い、そして身体という枠を越えて、女性に十分な自信をもって自らを表現してほしい、というメッセージが込められている。

本展では、彫刻作品をはじめ、彼女が以前からリサーチを重ねてきた古代ギリシアの女性詩人、サッポー*が残した詩からインスピレーションを受け、長崎県南島原市で制作した新作版画シリーズ “if not, winter” を展示販売を行う。平面作品は、女性の身体をモチーフに身体性と官能性を探求し、軽やかな色彩で抽象と具象の境界が大胆な構図で描かれている。

*サッポー Sappho:紀元前600年頃、ギリシア・レスボス諸島で女性に向けた多くの詩を残した詩人。その多くの詩は失われ、断片的な詩の一部を残すのみだが、その伝説的な存在は現代も色褪せることなく愛されています。

本展開催と同時に、展示作品をオンラインでも愉しめるオンラインギャラリーをSpiral Webにて公開する。

【プロフィール】

エヴェリナ・スコヴロンスカ/Ewelina Skowronska

1980年ポーランド生まれ。広告業界でキャリアを積んだ後、2013年よりアーティストに転身。2015年ロンドン芸術大学にてビジュアルアーツ(視覚芸術)専攻課程修了。現在は東京を拠点に、イギリス、アメリカ、カナダ、アイルランド、日本などで個展やグループ展に参加、国際的に活動している。
2017 年ST Bridge FoundationによるPrint Prize受賞賞。版画作品は、Victoria and Albert Museum(イギリス)、Guanlan Printmaking Museum(中国)、スパイラル / 株式会社ワコールアートセンター(日本)などにコレクションされている。Royal Academy Summer Show 2017、Ashurst Emerging Artist Prize 2018 選出。Women’s Studio Workshop(2017年 ニューヨーク)、Kala Art Institute(2018年 サンフランシスコ)、Banff Center for Arts and Creativity(2019年 バンフ、カナダ)、南島原市アートビレッジ・シラキノ(2020年 長崎県南島原市)など数々のレジデンスプログラムにも参加している。

【開催概要】※営業時間が変更となる場合あり。公式サイトで最新情報をご確認ください。

タイトル:エヴェリナ・スコヴロンスカ展「逸文 itsubun- Fragments of Beauty」

会期:2020年7月20日(月)~8月10日(月・祝)11:00~20:00

会場:MINA-TO(Spiral 1F)東京都港区南青山5-6-23

詳細はこちら