現代オーストラリアを代表するアーティスト、ディーン・ボーエンの展覧会が9月12日より開催
2025.08.12

メルボルンを拠点として活動するディーン・ボーエン(1957- )は版画、油絵、水彩、彫刻、アーティストブックなど幅広い表現で 作品を制作する、現代オーストラリアを代表するアーティストだ。
ロイヤルメルボルン工科大学で版画技術を習得し、 1990年初頭にフランスに渡り版画工房で研鑽を積むと、1994年にはオーストラリアで最も権威のあるフリマントル版画賞を受賞して 版画家としての名声を得る。 その後、オーストラリア国内外で活躍を続け、版画から彫刻まで幅広い創作活動を繰り広げる。
日本では、1994年、1997年に大阪トリエンナーレ版画部門で特別賞を受賞。1995年には日本初個展(ギャルリー宮脇 / 京都)を開催した。
オーストラリアの田舎町に生まれ、幼少時から身のまわりの生を物たちに親しみを覚えていた彼の作品には、 コアラやカワセミ、ウォンバットなと、さまさまな動物や昆虫たちが登場する。
オーストラリアの広大な大地と空、そこに生きる(私たちを含めた)さまざまなものたち。約30年に渡ってボーエンが描き出した、 愛くるしい生き物を私たちのくらしの姿を110品におよぶバラエティ豊かな作品で紹介する。

《鳥の親子》 Adult Bird and Chick 2007年 水彩、紙 作家蔵

《ムーン・ドッグ》 Moon Dog 1998年 エッチング、アクアチント、ドライポイント、紙 ギャルリー宮脇蔵

ディーン・ボーエン Dean Bowen Photo by Peter Lamont
【開催概要】
タイトル:特別展 ディーン・ボーエン
会期:2025/9/12(金)〜2025/11/3(月・祝)
会場:八王子市夢美術館(東京都八日町8-1 ビュータワー八王子2F)
時間:10:00〜19:00 *入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 *ただし、祝日の場合は開館し翌日休館
観覧料:一般:800円 / 学生(高校生以上)・65歳以上:400円 / 15名以上は団体割引料金(2割引)/ 中学生以下無料