横浜美術館のリニューアルオープンを記念して、2月8日より館長による企画展がスタート!
2025.01.07
奈良美智 《春少女》
2012年 アクリル絵具、カンヴァス 227.0 x 182.0 cm
横浜美術館蔵 ©YoshitomoNara
横浜美術館が2025年2月8日(土)、いよいよ全館オープンを迎える。これを記念して、「横浜」をキーワードにさまざまな人々を迎え入れたいという想いを込め、「おかえり、ヨコハマ」展を開催。横浜美術館館長 蔵屋美香の就任後初、館長自らの企画による展覧会となる。
■3つのみどころ
1.「横浜」の歴史の新たな発見を美術館で
「横浜」をキーワードに「多様性」という観点のもと、絵画、写真、工芸、映像などの作品や資料を通して、新たな視点で意外な横浜の歴史を深堀りする。
2. 横浜美術館コレクションの名作の数々が久しぶりに勢ぞろい
セザンヌ、ピカソ、マグリットや奈良美智など、近代美術の名作から現代美術の作品まで楽しむことができる。
3. 子どもも一緒に楽しめる
子どものために作品を選び、見やすいよう工夫して展示する「子どもの目でみるコーナー」を会場内に設け、親子でお話ししながら鑑賞する機会をつくる。
■館長コメント
本展では新しい船出となるこの機会に、当館コレクションの名作の数々を新たな視点で紹介します。加えて、横浜市歴史博物館、横浜開港資料館、横浜都市発展記念館、横浜市民ギャラリーなど、主に市内の施設が所蔵する、コレクションへのまなざしを豊かにしてくれる作品や資料も展示します。また、本展のためにアーティストに委嘱した新作をグランドギャラリー他で披露します。
作品を読み解くための鍵は「横浜」、そしてリニューアル後の当館の活動理念の柱である「多様性」です。今回は「多様性」という観点のもと、横浜にまつわる作品の中でこれまであまり注目されることのなかった存在―開港以前の横浜に暮らした人びと、女性、子ども、さまざまなルーツを持つ人びとなど―にあらためて光をあてます。これにより、おなじみの作品や横浜の歴史にたくさんの新しい発見をもたらします。こうしてローカルの歴史を深掘りすると、世界の歴史もきっと違って見えてきます。
会場内には、子どもも一緒に楽しめる「子どもの目でみるコーナー」を設けます。また、当館の活動の柱のひとつである教育普及事業も開催します。
タイトルには、「3年ぶりに横浜美術館が帰ってきた」という意味と、「異なる時代にいろいろな地域からやってきて横浜に暮らした(あるいは現在暮らす)さまざまな人たちを、あらためて『おかえり』と言って迎え入れたい」という希望が込められています。
館長 蔵屋美香
【開催概要】
タイトル:横浜美術館リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」
会期:2025年2月8日(土)-6月2日(月)
会場:横浜美術館(神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 )
開館時間:10時~18時(入場は閉場の30分前まで)
休館日:木曜日(ただし3月20日[木・祝]は開館)、3月21日(金)
観覧料:一般 1,800(1,700)円 / 大学生 1,500(1,400)円 / 高校・中学生 900(800)円 / 小学生以下 無料
展覧会URL:https://yokohama.art.museum/exhibition/202502_welcome_back_yokohama/