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ポーランド出身のアーティスト エヴェリナ・スコヴロンスカ個展「Shapes of Being」がCLASSにて8月9日より開催

2019.08.05

2019年2月に明治神宮前にオープンしたアートギャラリー「CLASS」にて、ポーランド出身のアーティスト エヴェリナ・スコヴロンスカによる個展「Shapes of Being」が2019年8月9日(金)より開催される。

「鮮やかで奇妙な夢を見た:夢の中で私は自分のリフレクション(反射)と遊んでいた。けれど、それは鏡ではなかった。」

クラリッセ・リスペクトール – A breath of Lifeより

女性の身体のことを、不完全で、愛することが難しく不名誉なものだと捉える女性が多い。しかし、それ(女性の身体)を受け入れないということは、人間の身体の本質そのものを否定しているようなものだ。“固体性”、は錯覚(イリュージョン)では無いが、私たちの感覚は現実を超えたものである。その感覚を通じて周りの環境に自分が感じる知覚というものは、それが疑いもなく確かなものであるというような感覚に陥るように表されている。私たちは、あらゆるものをそのような物質的な手法で計測することを愛する。しかし、なぜ私たちは、「感情は主観的であり感覚はそうではない」と考えがちなのか。

「Shapes of Being(本質の形)」で展示されるエヴェリナ・スコヴロンスカの版画や陶器の中心を成しているのは女性の身体。限りある統一体として表すことから離れ、代わりに空間と流動性の感覚を通じて表現し、女性の肉体に関する独特な視点をつくりだす。色、形、線、そしてネガティブスぺースの基礎となるものを探索することを通して、女性の身体に関するはかなく語られることのない面に注目し、セクシュアリティ、願望、美、という文脈において表現している。様々な絵画のテクニック、陶器の彫刻やオブジェクトのコンビネーションを用いて、”裸とヌード”また“造形と抽象”の間の空間の相互作用をあぶり出している。

<プロフィール>

Ewelina Skowronska/エヴェリナ・スコヴロンスカ

ビジュアルアーティスト、プリントメーカー。1980年ポーランド生まれ。
広告業界でキャリアを積んだ後、2013年にアーティストに転身。ロンドン芸術大学にてビジュアルアーツ(視覚芸術)専攻課程終了。東京を拠点に活動。グループ展や個展(イギリス、アメリカ、カナダ、アイルランド、ポートランド、東京)にて作品を発表している。ST Bridge FoundationによるPrint Prize受賞(2017年)。版画作品は、Victoria and Albert Museum(London)にも所蔵されている。Royal Academy Summer Show 2017、Ashurst Emerging Artist Prize 2018選出。Women’s Studio Workshop(2017年New York)、Kala art Institute (2018年San Francisco)、Banff Center for Arts and Creativityなど数々のレジデンシープログラムにも参加している。

www.ewelinaskowronska.com

【開催概要】

タイトル:エヴェリナ・スコヴロンスカ個展「Shapes of Being」

会期:2019年8月9日(金)~8月16日(金)12:00~18:00

会場:CLASS(東京都渋谷区神宮前5-12-7-B1F)

入場:無料

【オープニングレセプション】

日時:2019年8月9日(金)18:00~21:00

入場:無料