NEWS

HOME > NEWS > 歌舞伎町で、江戸の笑いと色気が目を覚ます。「新宿歌舞伎町春画展」が7月26日より開催

歌舞伎町で、江戸の笑いと色気が目を覚ます。「新宿歌舞伎町春画展」が7月26日より開催

2025.07.22

江戸時代に制作された春画100点あまりを展示する「新宿歌舞伎町春画展ー文化でつむぐ『わ』のひととき」が、2025年7月26日(土)~9月30日(火)の約2か月間にわたり新宿歌舞伎町能舞台にて開催する。

本展では、浦上蒼穹堂代表・浦上満氏の春画コレクションの中から、菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳などの浮世絵師たちが描いた作品を展示。

浦上氏は、「北斎漫画」の世界一のコレクターにして、春画のコレクターでもあり、春画の魅力を日本に世界に発信する第一人者。2013年ロンドン・大英博物館の「春画 日本美術の性とたのしみ」の出品者でスポンサーとして携わり、さらに2015年には、東京・永青文庫で開催された日本初の「春画展」の実現に尽力され、3ヶ月間で約21万人を動員し、大きな話題を呼んだ。

会場は、Smappa!Groupが運営する「新宿歌舞伎町能舞台」。アートディレクターに林靖高(Chim↑Pom from Smappa!Group)を迎え、本舞台や橋掛り、客席にいたるまで、新宿歌舞伎町能舞台を全面的に活用した展示空間を創り出す。

 

喜多川歌麿『願ひの糸ぐち』より 部分/大判錦絵/ 寛政11年(1799)/浦上蒼穹堂蔵

■新宿歌舞伎町春画展の見どころ

浦上満氏の春画コレクション 約100点を展示。質・量ともに世界一とされる『北斎漫画』コレクターである浦上満氏の春画コレクションもまた、質の高さもバツグンだ。本展初公開の作品も多数展示予定のため、新しい春画との出会いを楽しめる。さらに、林靖高(Chim↑Pom from Smappa!Group)のアートディレクションと新宿歌舞伎町能舞台という場所の特異性によって、春画の魅力を惹きだすとともに、歌舞伎町だからこそできる春画体験ができる。

■新宿歌舞伎町春画展の三本柱

1. 笑い:春画は「笑い絵」「わ印」として親しまれ、江戸時代の人々は、みんなで笑い合いながら楽しんでいた。そんな江戸時代の明るく開かれた春画体験を通じて、しばしの間、現(うつつ)を忘れ、江戸の人々がそうだったように、肩の力を抜いて、たくさん笑って、時代や価値観を超えた笑いの「わ」を。

2. 学び::
江戸のさまざまな時期の春画を展示することで、色、画面構成、モチーフ、技術などの変遷を楽しむことができる。さらに春画の解説はもちろん、時代背景の解説なども多数ご用意し、春画/江戸文化/日本文化に対する学びを提供。

3. 「わ」を生み出す場所:歌舞伎町は来るものを拒まず、訪れた者を良い距離感で迎えてくれる町。江戸の町も、幕府直轄の主要な5つの街道である「五街道」が整備され、各所に宿場町が栄えるなどし方々に開かれていた。「甲州街道」に設けられた「内藤新宿」は、現在の新宿の由来となる。本展は、春画、そして江戸が持つ「開かれた」性質を現代の文脈に引き継ぎ、性別やジェンダー、年齢に職業、国籍や宗教など、あらゆるボーダーを超えて繋がる「輪」、心の「和」などさまざまな「わ」を生み出す場を目指す。

葛飾北斎『万福和合神』/色摺半紙本/文政4年(1821)/浦上蒼穹堂蔵


【開催概要】

タイトル:新宿歌舞伎町春画展ー文化でつむぐ『わ』のひととき

会期:2025年7月26日(土)~9月30日(火)

会場:新宿歌舞伎町能舞台(東京都新宿区歌舞伎町2-9-18 ライオンズプラザ新宿 2階)

休館:月曜日 ※ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休み
月曜開館日:8月11日、9月15日、火曜休館日:8月12日、9月16日
時間:11時~21時/土日祝:10時~21時  ※入場は閉館時間の30分前まで

チケット:【日時指定予約制】早割1900円(2025年7月25日23:59まで)、一般2200円
※障がい者手帳をお持ちの方とその介添者さまは1名無料
※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。オンラインサイトから「日時指定券」をご購入ください。
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。
※本チケットで新宿歌舞伎町能舞台+第2会場をご覧いただけます。
※受付は新宿歌舞伎町能舞台です。
※ご来館日に限り再入場可。
チケット購入ページ:https://artsticker.app/events/78839

第2会場+グッズショップ(東京都都新宿区歌舞伎町1-2-15歌舞伎ソシアルビル 9階/新宿歌舞伎町能舞台から徒歩数分)