ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた日本初の展覧会「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が9月12日より開催!
2025.09.04

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の家族が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てた展覧会「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が、2025年9月12日(金)より約3ヶ月に渡り、上野の東京都美術館にて開催する。
フィンセントの画業を支え、その大部分の作品を保管していた弟テオ。テオの死後、その妻ヨーは膨大なコレクションを管理し、義兄の作品を世に出すことに人生を捧げる。テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、美術館の開館に尽力する。
人びとの心を癒す絵画に憧れ、100年後の人びとにも自らの絵が見られることを期待した画家の夢も、数々の作品とともにこうして今日まで引き継がれてた。 本展をとおして、家族が受け継いできた画家の作品と夢を、さらに後世へと伝えてゆく。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《種まく人》 1888年11月 油彩、カンヴァス 32.5×40.3cm ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団) Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
■本展の見どころ
1.ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた日本初の展覧会
2.30点以上のファン・ゴッホ作品で初期から晩年までの画業をたどる
3.ファン・ゴッホが集めた作品や、 初来日となるファン・ゴッホの手紙4通を展示
■幅14メートルを超える空間で体感するイマーシブ・コーナーを会場内に実現
本展では、「イマーシブ(没入)」体験ができる大規模空間での映像上映を実施。 ここ数年、世界中でファン・ゴッホの作品を題材にした没入体感型デジタルアート、いわゆるイマーシブアートが人気を呼び、特に若い世代が 新たにファン・ゴッホに興味をもつ機会となっている。ファン・ゴッホは、「100年後を生きる人々にも自分の絵を観てもらいたい」と願っていた と言われている。イマーシブアートによって、彼の夢が、また新たな形で実現し、未来へと受け継がれていくことだろう。 巨大モニターで《花咲くアーモンドの木枝》など、ファン・ゴッホ美術館の代表作を高精細画像で投影するほか、3Dスキャンを行ってCGにした《ひまわり》(SOMPO美術館蔵)の映像も紹介。絵画の中に没入することで、ファン・ゴッホの筆づかいや絵具の使い方など通常の鑑賞 では気付きづらい新たな発見を楽しむことができる。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《麦の穂》 1890年6月 油彩、カンヴァス 64×48cm ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団) Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
【開催概要】
タイトル:ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
会期:2025年9月12日(金) 〜 12月21日(日)
会場:東京都美術館(東京都台東区上野公園8−36)
お問い合わせ (ハローダイヤル): 050-5541-8600
※土日、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制。当日空きがあれば入場可。
※12月12日(金)までの平日にご来場の場合は日時指定予約は不要。