AMBIENT KYOTO 2023で大きな反響を呼んだ坂本龍一 + 高谷史郎による《async – immersion》が、この夏、東京へ。
2026.08.03

京都を拠点に、「アンビエント」をテーマに「音」「アート」「空間」で構成される展覧会〈AMBIENT KYOTO〉が、2026年8月28日(金)~10月25日(日)、東京で初開催される。
会場は港区の麻布台ヒルズギャラリー。〈AMBIENT KYOTO 2023〉で発表され、大きな反響を呼んだ坂本龍一 + 高谷史郎(ダムタイプ)によるインスタレーション作品「async – immersion」を展開する。
横幅26.4mの巨大スクリーンを用いた単体展示ならではの贅沢な空間で、音楽、映像、音響、空間、そして来場者が一体となる圧倒的な没入体験を実現。〈AMBIENT KYOTO 2023〉と同等のスケールで体験できるのは、同展以降初となる。
音響ディレクターは、〈AMBIENT KYOTO 2023〉に続き、坂本龍一の晩年の作品で知られるZAKが担当。麻布台ヒルズギャラリーの空間に合わせ、音響を再構築する。
〈AMBIENT KYOTO〉は、2022年の初開催以来、日常と非日常、伝統と新しいカルチャー、人と街が交わることで、新たな体験を創出してきた。2026年夏、東京で「async – immersion」の世界を全身で体感できる。

坂本龍一 + 高谷史郎 | async – immersion 2023|Photo:Satoshi Nagare

坂本龍一 + 高谷史郎 | async – immersion 2023|Photo:Satoshi Nagare
「async – immersion 2023」は、坂本龍一の2017年のアルバム『async』をベースに、高谷史郎による映像とZAKによる立体音響で構成されたインスタレーション作品。〈AMBIENT KYOTO 2023〉で「坂本龍一 + 高谷史郎 | async – immersion 2023」として初公開され、大きな反響を呼んだ。
坂本が追求した「空間に音を立体的に設置する」という「設置音楽」のコンセプトのもと、「async」シリーズの集大成として制作された本作。高谷が手がけた映像は、「async(非同期)」の名の通り、音に呼応しながらも完全には同期しない。
音と映像の関係が絶えず変化し続ける時間のなかで、観客の感覚は静かに揺らぎ、作品世界の深層へと導かれていく。観るだけではない。聴くだけでもない。楽曲、映像、音響、空間、そして観客自身がひとつとなる、一度限りの没入体験が待っている。
【プロフィール】
坂本龍一 / RYUICHI SAKAMOTO
1952年東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』、『BEAUTY』、『async』、『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞を、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞など多数受賞。『LIFE』、『TIME』などの舞台作品や、韓国、中国、日本での大規模インスタレーション展など、アート界への越境も積極的に行なった。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「moretrees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。2023年3月28日逝去。
sitesakamoto.com

Neo Sora ©︎2020 KAB Inc.
高谷史郎 / SHIRO TAKATANI
1984年、京都市立芸術大学在学中に「ダムタイプ」のメンバーとして活動を始め、様々なメディアを用いたパフォーマンスやインスタレーション作品の制作に携わり、世界各地の劇場や美術館、アートセンターで公演や展示を行う。1998年からダムタイプの活動と並行して個人の制作活動を開始。近年の主な活動としては、2021年、坂本龍一とのシアターピース『TIME』をオランダ・フェスティバルで世界初演。2022年、ダムタイプは坂本龍一を新メンバーに迎え、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展・日本館で新作《2022》を展示。2023年にアーティゾン美術館(東京)で、ヴェネチア・ビエンナーレ帰国展「ダムタイプ|2022: remap」展示。2024年春、『TIME』を東京・新国立劇場およびロームシアター京都で上演。現在、インスタレーション《WINDOWS》を、ミュージアムタワー京橋(東京)で展示中。
shiro.dumbtype.com

【AMBIENT KYOTOとは】
「アンビエント」をテーマにした「音」と「アート」、そして「空間」による展覧会です。 〈AMBIENT KYOTO〉は、2022年の初開催以来、日常と非日常、伝統と新しいカルチャー、人と街が交わることで、新たな体験を創出してきました。 2022年の1回目には、アンビエント・ミュージックの創始者ブライアン・イーノの展覧会〈BRIAN ENO AMBIENT KYOTO〉を開催。 2023年2回目の開催では、京都新聞ビル地下1階に坂本龍一 + 高谷史郎による作品を展示し、スピーカー29台とサブウーファー6台を使用。立体的な音響体験を実現しました。また、築約100年の歴史的建造物「京都中央信用金庫 旧厚生センター」にコーネリアス、バッファロー・ドーター、山本精一を迎え、音と映像、そして光のインスタレーションを展開しました。
https://www.instagram.com/ambientkyoto/
【開催概要】
タイトル:RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI AMBIENT KYOTO – TOKYO
会期:2026年8月28日(金)~10月25日(日)/無休・59日間の開催
会場:麻布台ヒルズギャラリー(港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)
アーティスト:坂本龍一 + 高谷史郎