【終了】スパイラルの新展覧会シリーズ『すがたかたち -「らしさ」とわたしの想像力 -』
2017.04.14
(左上)金サジ《少女》 (中上)入江早耶《Bunkobon Dust》 (右)青木千絵《BODY 08-2》photo : 神藤剛
(左下)西條茜《in the mirror》 (中下)荒牧悠《アウトラインアプローチ》
気鋭の若手女性アーティストを紹介する、スパイラルの新展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」がスパイラルでスタートする。
「Ascending Art Annual」は、スパイラルの建築空間が持つ「螺旋状に上昇していくイメージ」を体現する、今後の活躍が期待される若手女性アーティストを中心に紹介、発信していく展覧会シリーズだ。
初回のテーマは「すがたかたち-『らしさ』と私の想像力-」。見知らぬものに出会った時、私たちはどのように反応するだろうか。見た目から様々な情報を判断し、全容を把握していく一方で、外見や定形の「らしさ」にとらわれて、背景にある事象や本質に思いを巡らせず、先入観に基づいて判断を下すことがある。
本展では、どこか私たちが見知った姿や形を持つが、それでいて、どこでも見たことの無いような動きや個性を持ち合わせた、5名の作家の作品を紹介する。人体と抽象形態が融合した独特のフォルムを持つ漆の彫刻作品を制作する、青木千絵、オブジェクトの制作を通し、人の無意識的な判断を露わにする試みを行なう、荒牧悠、消しゴムで消した二次元の対象をその消しカスを用い、立体的に作り上げる入江早耶、自身のルーツや記憶を神話的世界へと転化させ、西洋の肖像画や宗教画を思わせる写真を撮影する、金サジ、そして考古学、歴史学、鉱物学的な視点からのリサーチやフィールドワークをベースに、主に陶芸を技法として用い作品制作を行なう、西條茜。素材も技法も異なる5名の作品の数々に、自由に想像を膨らませ、未知なるものとのコミュニケーションをお愉しみください。
【トークセッション】
日時 : 2017 年 9 月 12 日(火)17:00~18:30
会場 : スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
登壇者 : 青木千絵、荒牧悠、入江早耶、金サジ、西條茜
※入場無料、予約不要。参加ご希望の方は直接会場にお越しください。
【開催概要】
Ascending Art Annual Vol.1
「すがたかたち -『らしさ』とわたしの想像力 -」
会期:2017 年 9 月 12 日(火)~24日(日)
時間:11:00~20:00 会期中無休
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
東京都港区南青山 5-6-23
入場:無料