キース・ヘリング⽣誕60年を記念した特別展「Pop, Music & Street キース・ヘリングが愛した街 表参道」開催
2018.06.21
ポスター Club DV8 Unveils the Keith Haring Room, 1986
キース・へリングの生誕60年を記念した特別展「Pop, Music & Street キース・ヘリングが愛した街 表参道」が、表参道ヒルズB3Fのスペース オーにて8月9日より開催される。
ウォーホルやバスキアなどと同様に、1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング。ニューヨーク地下鉄構内の広告板に落書きをする《サブウェイ・ドローイングス》というグラフィティ・アートで一躍脚光を浴びた彼は、1990年に31歳の若さで亡くなるまで、絵画や彫刻、アニメーション、レコード・カバーに至るまで幅広い作品を残した。中でもポスター・アートに注目したヘリングは、核放棄やエイズ予防、LGBTのカミングアウトを促すナショナル・カミングアウト・デーなどの社会的な作品から、アブソルート・ウォッカやスウォッチなどの商業的な作品まで、ポスターだけで100点以上を制作した。また、「アートはみんなのもの」をモットーに、1986年にオリジナルグッズを発売する《ポップショップ》をニューヨークに開店。1988年にはニューヨークの1号店に続き東京・青山にもショップをオープン。当時ストリートパフォーマンスが流行していた表参道の歩行者天国で、路上にチョークでドローイングをするパフォーマンスも行い、話題を呼んだ。
本展では、中村キース・ヘリング美術館が所蔵するオリジナル・ポスターをはじめ、ハウスミュージックやパンクロックのレコード・カバーなど、約70点を東京で初展示。また、彼が表参道の路上にドローイングする貴重な姿を捉えた秘蔵写真約30点を世界初公開する。その他、会場内には《ポップショップ》を彷彿させるブースが登場し、グッズ販売も実施。多様な作品群から社会のスポークスマンとしてヘリングが送り続けたビジュアル・メッセージを読み解く。
【開催概要】
タイトル:キース・へリング 生誕60年記念 特別展
「Pop, Music & Street キース・ヘリングが愛した街 表参道」
会期:2018年8月9日(木)~2018年8月19日(日)11:00~21:00(入場は閉場30分前まで)
※8月12日(日)は20:00まで。最終日8月19日(日)は18:00まで。
会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー(東京都渋谷区神宮前4-12-10)
入場:無料
主催:表参道ヒルズ
特別協力:中村キース・ヘリング美術館