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井津由美子 “Saul Leiter: In Stillness” 出版記念 写真展がBOOKMARCにて開催

2020.06.22

BOOKMARCが実に3ヶ月ぶりにギャラリーを再開。休業明け第一弾はNY拠点の写真家の井津由美子による故ソール・ライターのアトリエ写真の展示となる。

生前から写真家ソール・ライターと親交のあった井津由美子が、彼のアトリエの撮影をはじめたのは、彼が亡くなった3 週間後のこと。以降、断続的に2019 年までこのプロジェクトの撮影は続けられる。ソール・ライターへの敬意と、写真家としての冷静な眼差しによって生み出された数々の写真には、通俗的な富や名声より、自分にとって幸せとは何か、を真摯に問い続けたソールの魂に通じる美が映し出されている。本写真集『Saul Leiter: In Stillness』は、ソール・ライターの気配が立ち上るような濃密な空間の中で、「急がない人生」の多くの物語を浮彫にする。写真展はこの写真集の発売を記念して行われる。

 

【井津由美子】
写真家。1968年大阪府生まれ。ニューヨーク在住。1998年アメリカ、カリフォルニア州のブルックス大学写真学科を卒業後、ニューヨークで広告写真家としてキャリアをスタート。2003年より8×10インチと11×14インチの大型カメラでプラチナ・パラディウム・プリント技法による<Secret Garden(シークレット・ガーデン)>(2011年)シリーズを制作開始。2016年、<Secret Garden>と<Faraway(闇の彼方へ)>(2014年)を収録した写真集『Resonance』をSerindia Contemporaryより出版。2017年から2018年にかけて、微細な鳥の巣と羽根の抽象的イメージで成り立つ<Icarus(イカロス)>(2017年)シリーズを東京、台北、バンコク、サンタフェ、パリのギャラリーで発表。2020年1月に東京のBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「永遠のソール・ライター」展において上映されたプロジェクションに作品を提供。『Saul Leiter: In Stillness』を東京、京都で発表予定。2007年にニューヨーク州ウッドストックのセンター・フォー・フォトグラフィー奨学金受賞、サミュエル・ドースキー美術館に作品が収蔵される。

 

【開催概要】

タイトル:井津由美子 “Saul Leiter: In Stillness” 出版記念 写真展

会期:2020619日(金)– 75日(日)12:0019:00

会場:BOOKMARC東京都渋谷区神宮前 4-26-14)

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