【終了】バンクシーら多くのグラフィティアーティストに影響を与えたヴィニー・ナイロンの個展開催
2017.06.09
Ⓒ Vinnie Nylon
バンクシーら多くのグラフィティアーティストに影響を与えたレジェンドとして名の高いヴィニー・ナイロンによる3年ぶりの個展が、11月11日よりWISH LESS galleryで開催される。本展ではロンドンのStolenSpaceギャラリーで披露した新作群から、門外不出のレア作品までを紹介する。
32年に渡る彼の功績は様々なアーティストに影響を与え、特にかの有名なバンクシーにおいては、2012年にロンドンで行われたヴィニー初個展に対して多額の寄付をした。ヴィニーは「強烈な50年代ミックスと色褪せないスケート文化やグラフィティ」というマニフェストを掲げ、消費者文化の象徴的アイコンを独自に解釈し、彼らしい別のキャラクターへと変化させていく。
本展のタイトルである「ストラップハンガーズ」とは、80年代のニューヨークで横行していた地下鉄内のグラフィティや危険な問題に立ち向かう市民団体である。また直訳すると「電車の吊り革にぶら下がる人」という意味でもあり、ヴィニーはこの‘ぶら下がる’人をアート作品に置き換える。壁に‘ぶら下がる’彼の作品は、愛してやまない80年代のニューヨークのアートや音楽シーンを象徴している。
【プロフィール】
Vinnie Nylon/ヴィニー・ナイロン
イギリス出身のアーティスト。フリーハンドで描かれるストイックなラインを駆使し、ポップでノスタルジックな作品を多く発表。80年代初頭のイギリスで、グラフィティアートをいち早く始め、後に人気となるバンクシーなど多くのアーティストに影響を与えた。ビンテージグッズ収集家でもあり、50~60年代の古い人形やおもちゃなどをモチーフに起用。また、多岐に渡るブランドや企業とのコラボレーションプロジェクトなどにも積極的に行っている。2015年 WISH LESS にて日本初個展を開催。2017年 StolenSpace にて個展を行う。
http://vinnienylon.tumblr.com
【開催概要】
タイトル:ヴィニー・ナイロン個展「ストラップハンガーズ」
会期:2017年11月11日(土)~12月3日(日)
開廊時間:木金16:00〜21:00/土日12:00〜19:00 ※最終日18時終了
休廊日:月〜水曜日
会場:WISH LESS gallery(東京都北区田端5-12-10)
入場料:無料
【オープニングレセプション】
日時:2017年11月11日(土)18:00〜20:00
※作家は来日しません。