パリを拠点とするアレックス・ベシキアンとアントワーヌ・ オランによる 二人展『SNOW CREEK』が11月23日より開催
2024.11.18
パリ在住のアーティスト、Alex Besikian(アレックス・ベシキアン)とAntoine Orand(アントワーヌ・ オラン) の二人展が11月23日(土)より八丁堀のギャラリー、CENTERで開催する。
アレックスとアントワーヌは約1年間にわたり、それぞれのコンポジションやレイヤーの集積、連続的な空洞化などグラフィックでの交流を行ってきた。互いの作品の融合により生まれた静かながらポップな世界をアートブック『Snow Creek』として、日本のリソグラフ技術を用いて印刷を行っているフランスの小さな出版社Quintal Éditionsより出版。彼らの描く鮮明で確度の高い線が色彩の爆発により乱れ、刺激や思考のきっかけを与えながらも単一の解釈にはおさまらないものとなっている 作品の表 面 下にはモチーフやそのディティールなど複数のソースが推測できるが、 それを半抽象的なコンポジションに変換することで作家よりも前の世代のイメージや造形を見せており、そのテクニックと偶然 のぶつかりが2人の共作の過程そのものとなっている。
本展では『Snow Creek』の原画やスケッチ、 別バーションなどのドローイングを展示するほ か 、展示の開始に合わせオリジナル Tシャツを数量限定で制作、販売(CENTERのみでの販売) また、初日の11月23日(土 )は作家在廊でのオープニングレセプションとして、21時までスナックCENTERの開催を予定している。
【プロフィール】
Alex Besikian (アレックス・ベシキアン)
制作においてアレックスは 、 自身が収集した写真をサンプリングソースとして使用し、ドローイングによって新しい抽象的な形を作り出すことを基本としている。2010年以降 、彼の作品は東京とパリでのいくつ かの展覧会やアートブックフェアで展示されてきた。〈Editions Matiere〉と〈Quintal Editions〉から出版された彼の本は、agnès b(パリ)、Printed Matter(ニューヨー ク)、TACO ché(東京)などで取り扱われており、そのうち2冊は、ADAGP-MAD Artist Book Revelation Prize(2019年& 2022年)の予備選考にも選ばれている。Lex(de Kalhex)の名義での音楽活動も。
Antoine Orand (アントワーヌ・オラン)
アントワーヌの作品は、ミニマリズムへの漠然とした欲求、豊かなフォルムと色彩、誇張やポップさへの飽くなき追及などの間 で揺れ動く。その特徴として、鋭い観察力と自由な表意をもって、コラージュやドローイング、絵画を行き来している手法があ る。常に相反するものを好み、平凡退屈な状況に物語のシーンの優美さを持たせることでより大きな輝きを与えたいとしてい る。2021年よりエルメスとのコラボレーションを開始。
【開催概要】
タイトル:Alex Besikian + Antoine Orand 『SNOW CREEK』
会期:2024年11月23日(土)〜 12月4日(水) ※日曜定休
会場:CENTER (東京都中央区八丁堀2-21-12)
時間:13:00-18:00 入場無料
Instagram : @center_edo
*OPENING RECEPTION : 2024年11月23日(土) 17:00 〜 21:00