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MOTアニュアル 2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影が11月16日より開催

2019.11.12

現代の表現の一側面を切り取り、問いかけや議論の始まりを引き出すグループ展、MOT アニュアル ※が東京都現代美術館で11月16日より開催する。15 回目を数える本展では、イメージ、言語、歴史、素材など、すでにある世界と交感しつつ表現を紡ぐ作家たちとともに、「なぜ人は作るのか」という根源的な問いに向き合う。

コピー、ダビング、コラージュ、トレース、サンプリング、書写――。この展覧会で作家たちが用いる技術は、 世界の残響(エコー)を聴きながら、それらを増幅させることに向けられている。新しい影を作るようなその営みによって、彼らは、自分ではないものや、ここにいない存在――他者――と共振し、時にその替わりとなり、時に摩擦を起こしながら、多くの声が響き渡る空間を生み出していく。手を動かすこと、作ることから、「私」という限定的な存在を乗り越えていく作家たちの実践は、膨大な情報と物質に取り巻かれた私たちの生や社会を映し出しつつ、解放のための多くの示唆を与えてくれるはずだ。

※ MOT アニュアルは、1999 年の第 1 回展以来、異なる文化や表現領域が混合する空間としての東京に拠点を置く 東京都現代美術館ならではの視点から、日本の若手作家の作品を中心に、現代美術の一側面を切り取り、問いかけや議論のはじまりを引き出すグループ展。

出展作家
:THE COPY TRAVELERS 、PUGMENT 、三宅砂織 、吉増剛造プロジェクト|KOMAKUS + 鈴木余位 、鈴木ヒラク

 

【開催概要】

タイトル:MOTアニュアル 2019 Echo after Echo:仮の声

会期:2019年11月16日(土)- 2020年2月16日(日)

会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2階

休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、2019年12月28日- 2020年1月1日、1月14日

開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)

観覧料:一般 1,300円(1,040円)/ 大学生・専門学校生・65 歳以上 900円(720円)/ 中高生 500円(400円)/ 小学生以下無料 ※( )内は20名様以上の団体料金

 

■同時開催

企画展「ダムタイプ|アクション + リフレクション」
2019 年 11 月 16 日( 土 )- 2020 年 2 月 16 日(日)
観覧料 | 一般 1,400 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,000 円 / 中高生 500 円 / 小学生以下無料

企画展「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」
2019 年 11 月 16 日( 土 )- 2020 年 2 月 16 日(日)

コレクション展「リニューアル・オープン記念展 MOT コレクション 第3期 いま― かつて 複数のパースペクティヴ」