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イラストレーターの雪下まゆが個展「Mayu Yukishita Solo Exhibition Change Me」を開催

2020.01.14

ファッション業界や音楽業界からの注目度が高いイラストレーターの雪下まゆの個展が1月17日より原宿のJOINT GALLERY HARAJUKUにて開催。キュレーターはアーティストの米原康正。

インターネットで絵を発表してから5年ほど経った。日常からインスピレーションを得ていることに変わりはないものの、描く対象は自らの内面から自らを取り巻く外面へと変化した。

感情的な視点にプライオリティを置いて制作活動に取り組む自分を、一歩引いてコントロール出来るようになったのは、環境、そして思考回路の変化という側面が大きい。

自分がどのような気持ちで空間を眺めていたのかを記録する為カメラを持ち歩く。
その場の色や匂いを追憶するように絵を描く自分がいることに、ふとした瞬間気付かされる。

【雪下まゆ/MAYU YUKISHITA】
1995年12月6日生まれ、多摩美術大学デザイン卒。 写実的でありながら、イラストならではのデフォルメやラフなタッチを残した個性的な画風で人気を集めるイラストレーター。 広告業界、音楽業界、ファッション業界などからの注目度も高く、タイアップ作品も多く手がける。

【キュレーター 米原 康正】
1960年代後半。アメリカのローバートベクトルやチャッククロースというアーティストたちから始まったスーパーリアリズムという手法の登場は、1970年、全世界的に革命を叫ぶ若者たちの権力闘争の敗北と時代を同じくする。熱くなりすぎた時代への反動からか、そこに書き込まれるものたちから徹底的に感情的な部分が排除された。「ただそこに彼らはいる」。アートは作家の意思とは無関係に、時代の写鏡である。そこから60年。今の世界は、混沌である。今までのどんな時代より、僕らの未来が見えにくい。そんな時代に必要なもの。「僕らはここにいる」。雪下まゆの作品からは、モデルたちの日常の会話まで聞こえてくる。失ってしまった感情がここにある。そんな彼女の作品たちを僕は超リアリズムと名付けた。スーパーではなく超。現実を超えて、良いか、悪いかわかんない自分たちの未来を僕らはこの作品たちから感じることができる

【開催概要】

タイトル:Mayu Yukishita Solo Exhibition Change Me

会期:2020年1月17日(金) – 2020年1月25日(土) 11:00 – 20:00  ※LASTDAY UNTIL 19:00
Reception Party / 2020年1月17日(金) 18:00 – 22:00

会場:JOINT GALLERY HARAJUKU (東京都神宮前3-25-18 THE SHARE 104)