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香川県を拠点に活動するアーティスト、Juno Mizobuchiの個展「Arks」が11月2日(土)より八丁堀で開催

2024.10.28

香川県を拠点に活動するアーティスト、Jun Mizobuchiの個展「Arks」が11月2日(土)より八丁堀のギャラリー、CENTERにて開催。

2024年春 。 地域 ・企 業 ・アーティストをつなぐことでアートを軸に共創を促す、高松を起点としたCENTERによるプロジェクト『EDIT/SANUKI』の第一弾として、養鶏から卵の生産・出荷、また加工や販売までを行う農事組合法人東山産業と、Juno Mizobuchiがコラボレーションし、企業施設の外壁へのミューラルの制作や、そのアートを元にしたショップバッグを展開するなど、地域に新たな景色と価値を生み出した。同企画と連動して CENTER/SANUKIでも個展を開催。本展は春に展示した新作の巡回を含め、東京では初の公開となる作品が並ぶ。

11月2日(土)のオープニングレセプションと翌日3日(日)は作家が在廊する予定だ。

■アーティスト ステートメント
私は対象物を提示している。 風景画、風景写真や、例えば実際に高所から見下ろした俯瞰の風景など、風景というものを想像した時にはこのよう な情景を思い浮かべるだろう。自分が見ている視界は現実であることを肯定した上で、これまでに得た知識により 視界を理解し、認識した時に初めて風景は存在する。私の作品にモチーフはなく、“色や形の配置とそれ以外の空間” により構成されている。人が風景として認識する前から存在する、言葉の介在しない〈無形の風景〉を私たちが見る ことは決して叶わないが、小さな要素により構成された画面は、情報のないそれは、鑑賞者を通じて無形の風景へ とつながっているのではないか。今回新たに、作品、創造物、自然物、そして鑑賞者さえもが、共通の「モノ」であり「方舟」としての存在である、というこ とをこれまでのコンセプトに付け加えようと思う。「方舟」とは、イメージや記憶、感覚を蓄え、それを他者へと伝達す る入れ物であるということ。すべてのモノ〈作品、創造物、自然物など〉はこの「方舟」としての役割を担っている。人 はイメージを受け取り〈言葉を聞くことや、何かを見ること〉、そして生活を送り事象を紡ぐ。モノで記録し、コトで引き 継ぐように存在している。作品も、自然物も、人間も、全てのモノが共通の「方舟」として、互いに通信を交わしながら イメージを共有し、この瞬間に存在するモノだけが、ただ「今」を物語る。作品を通じて、感じ取るもの、見つめるもの が、皆さん自身の記憶や風景と呼応し、再び「方舟」として戻っていくという循環のプロセスの一部になりたい。私の 作品は対象物〈無形の風景〉であり、普段見られる日常の視界と変わらないもの。
ーーJuno Mizobuchi

【プロフィール】

Juno Mizobuchi
1992年香川県生まれ。京都精華大学卒業。主に絵画作品を制作する。作品展示、アートワークの提供、壁画の制作などを行う 。 イメージの風 景 を モ ノ( 物 ) へ と 平 面 上 で 物 質 化 さ せ る 。 各個人が持つ世界の見方を再認識することで 、自分という存在が立ち現れるのではないか。
Instagram:@juno_mizobuchi
Website:https://junomb.blogspot.com

【開催概要】

タイトル:Juno Mizobuchi「Arks」

会期:2024年11月2日(土)-11月16日(土)  ※11月10日(日)は休廊

会場:CENTER (東京都中央区八丁堀2-21-12)

時間:13:00-18:00