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FUTURAが20年ぶりに日本でエキシビションを開催

2019.11.12

Futura, generation z, フューチュラ、フューチュラ個展

The Massにて、11月16日(土)よりFuturaによる個展”GENERATION Z”が開催。約20年ぶりに日本で開催される本展覧会では、4つの異なる彫刻作品や、2019年の日本滞在中に制 作された27点のコミッションワークを展示。

およそ20年前のコマンドZの展覧会が開催されたのは2000年の始めであり、その時代にジェネレー ションZが生まれる。’ フューチュラは自分自身の過去を振り返る事と同時に、未来を見る事も大事だ と思っていると話し、制作について次のように語っている。

from COMMAND Z to GENERATION Z

「グラフィティは自分の存在意義を確認するためのものだった。自分の名前を世界中に知らしめたか った。名を轟かせたかったんだ。ただ諦めずに創り続けること。立ち止まらず、ひたすらに創り続け るんだ。」

本展覧会では、フューチュラの息子であり13th Witnessの名で知られるフォトグラファー、ティモシ ー・マクガーの作品も展示予定。親子での合同展示は初の試みとなる。

© Futura, PASMO, 2019

<Futura Biography>

グラフィティというものが公のアートギャラリーに認められ始めた時代のパイオニアであるアーティ スト、フューチュラ 2000(本名:レナード・ヒルトン・マクガー)は1970年代後半に早くもグラフィティにおいて革新的なアプローチ、すなわちそれ以前はレター(文字)を基本としたルールが 存在していたのに対して、アブストラクトなスタイルを世の中に示した事で知られています。彼のキャンバス作品は1980年代に注目を浴び、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリング、そして ケニー・シャーフとともに大きなアートムーブメントの立役者となりました。彼は『サブウェイ・ス クール』と呼ばれるニューヨークの地下鉄グラフィティシーンにおいてグラフィティを全て独学で覚 え、彼の熟達した色彩感覚、幾何学的な構成、そして線はワシリー・カディンスキーの作品にたと えられています。そして、彼の友人でもあるドンディ・ホワイトやラメルジーとならび革新的で最新 のダイナミズムを表現する作家として称えられています。

彼のキャリア、技法、そしてスタジオワークの起源である革新的要素は、数十年もの間を経た今も なお、この上ない純粋なものとして見ることができます。キャンバス、紙、彫刻、写真、グラフィッ クデザイン、そして大規模な壁画の中にはっきりと表現されたフューチュラの創造性は、動きのあ る構図、むき出しの質感、そして完全なる独創的な表現によって異彩を放っています。

彼の作品は今まで、ロサンゼルス現代美術館、ニューヨークにあるMoMA PS1、ニューミュージアム・オブ・コンテンポラリーアート、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、ファン・ギャラリーなど有名な美術館にて展示され、最近では2018年にロサンゼルス、2019年にニューヨークにて開催されたビヨンド・ザ・ストリートに出展。コマーシャルアートや自身のアパレルブランドであるフューチュラ・ラボラトリーズをプロデュースするアーティストとして、今までルイ・ヴィトン、コム・デ・ギャルソン、シャネル、ナイキ、オフホワイト、そしてリーバイスなどとのブランドとコラボレーションを展開し、ザ・クラッシュなどのミュージシャンたちにもアルバムデザインを提供してきました。

<開催概要>

タイトル:FUTURA GENERATION Z

会期:2019年11月16日(土)〜 12月15日

会場:The MASS (東京都渋谷区神宮前5-11-1)

時間:12:00 – 19:00

定休日:火曜、水曜