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「アートはみんなのために」という信念のもと活動を続けたキース・ヘリングの大規模な個展が、2月1日より茨城県近代美術館で開催!

2025.01.23

1980年代アメリカを代表するアーティストの一人、キース・ヘリング(1958-1990)の大規模な個展が、2月1日より茨城県近代美術館で開催。「アートはみんなのために」という信念のもと、地下鉄駅構内での制作活動を皮切りに、絵画、彫刻、また舞台セットやポスターの制作など多彩な分野で活躍し、HIV・エイズ予防啓発運動にも取り組んだヘリング。本展では日本初公開となる貴重なドローイングを含む初期から晩年までの約150点により、今も色褪せないヘリングのメッセージをさぐる。

明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・へリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託した。へリングが駆け抜けた31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年程だが、残された作品に込められたメッセージはいまなお色褪せていない。

本展は6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を通してヘリングのアートを体感できる貴重な機会だ。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けたへリングの作品は、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることだろう。

《無題(サブウェイ・ドローイング)》 1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう! 1988年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

【プロフィール】

キース・ヘリング
アメリカ北東部ペンシルベニア州に生まれる。1980年代初頭にニューヨークの地下鉄駅構内で、使用されていない広告板を使ったサブウェイ・ドローイングと呼ばれるプロジェクトで脚光を浴びる。アンディ・ウォーホル(1928-1987)やジャン=ミシェル・バスキア(1960-1988)と共にカルチャーシーンを牽引し、国際的に高い評価を受ける。日本を含む世界中での壁画制作やワークショップの開催、HIV・エイズ予防啓発運動や児童福祉活動を積極的に展開したことでも知られる。エイズによる合併症により31歳で死去。

Photo by ©Makoto Murata

【開催概要】

タイトル:企画展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」

会期:202521()〜  202546()

会場:茨城県近代美術館(茨城県水戸市千波町東久保666-1)

時間:9:30 17:00(最終入場時間 16:30

休館日: 月曜日 ただし224日は開館、翌日休館

入場料:一般1,360(1,240)円/満70歳以上680(620)円/高校生1,130(980)円/小中生550(420)円
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方および付き添いの方(1名)は無料
※春休み期間を除く土曜日は高校生以下無料
※21()は満70歳以上の方は無料

TEL:029-243-5111

URL:https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/

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