コラージュアーティスト、Yabiku Henrique Yudiによる過去最大規模の個展が2月13日よりDIESEL ART GALLERLYにて開催

2021.02.08

©Yabiku Henrique Yudi

2021年2月13日(土)から5月13日(木)まで、Yabiku Henrique Yudi (ヤビク・エンリケ・ユウジ)による個展「MOTION(モーション)」がDIESEL ART GALLERY(ディーゼルアートギャラリー)にて開催される。Yabikuはブラジルと日本の二つの文化の狭間で育った背景から、世の中の違和感や歪みの不完全さに美しさを見出し、コラージュを中心にオブジェクトやインスタレーションなど、その表現の裾野を広げている現在注目のアーティストのひとりだ。

本展覧会では、立体作品を含む30点以上の新作を展示。会場では、展示作品をはじめ、展覧会のために作られた限定グッズも販売する。

2月中旬から「MOTION」展をオンライン上で体験できるバーチャルツアーが公開予定。

「ある日、ふと高架橋を見ると経年劣化とグラフィティが目についた。
技術が発達して複雑化し、完璧なものを求めるこの世の中で美しいと目を引くものは、生々しい現実の違和感だった。ブルジョワジーが歩く大通りに、たむろするホームレス。
“スケボー禁止”の立て看板の横に、捨てられたタバコの吸殻。
全てを理解しようとするこの世界で、ただ“今”を生きる脱力した若者たち。
彼らの遊び場は、そんなこの街の違和感という余白。
これらは世界の約束事のように姿を現す。
偶発的な歪み、有限性の中で、絶えず、絶えず、意図しない自然な形として現れる歪みに、私は、美しさを覚えたのである」（アーティストコメント）

©Yabiku Henrique Yudi

©Yabiku Henrique Yudi

■Yabiku Henrique Yudi プロフィール

1997年ブラジル、サンパウロ生まれ。11歳のとき日本に移住。一時、文化服装学院にて服飾を学ぶ。その後、2017年よりコラージュを用いた表現活動が始まる。2019年に初の個展”FIRST IMPRESSION”をW+K+ Galleryにて開催。さらに同年、雑誌Them magazineにValentinoとコラボしたアートワークを掲載。そして2021年、渋谷 DIESEL ART GALLERYにて自身の最大規模の個展 “MOTION”の開催に至る。ブラジルと日本の二つの文化の狭間で育った背景から、世の中の違和感や歪みの不完全さに美しさを見出し、全て直感に任せて表現するスタイルは、東京のアート・ファッションシーンを席巻する。現在では、コラージュを中心にオブジェクトの作成や空間インスタレーションなど、その表現の裾野を広げている。