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前橋から世界へ。2 年に1度の芸術の祭典「 前橋国際芸術祭 2026」が2026年9月19日に開幕

2025.08.22

群馬県前橋市のまちなかを舞台に、「第1回 前橋国際芸術祭2026」が2026年9月19日(土)から12月20日(日)までの80日間に渡り開催する。

1990年代後半から中心市街地の衰退が続いていた前橋は、2016年に未来に向けたまちづくりビジョン「めぶく。」を策定。以来、スターアーキテクトを次々と再開発プロジェクトに起用し、革新的でありながら周囲と調和するデザイン、さらにアートの感性を取り入れた都市空間の再整備が、川沿いの親水空間からアーケード商店街へと広がっている。

徒歩圏内には近現代美術館〈アーツ前橋〉をはじめ、〈白井屋ホテル〉や〈まえばしガレリア〉など、最先端のアートに触れられる施設が集積。シャッター通りと化していたアーケード商店街では、空きビルを活用したローカルビジネスが続々と誕生している。

まちづくりビジョン「めぶく。」策定から10年。新たにはじまる前橋国際芸術祭は、中心市街地に点在するアートスポットやまちづくり活動をネットワークで結び、芽吹きから若木へ、さらに感性を育む森へと変容を続ける前橋の風景に、多彩なアート体験をちりばめていく。

8月21日(木)に開催された記者発表会では、「前橋国際芸術祭 2026」の開催が正式に発表された。実行委員長・小川晶氏(前橋市長)をはじめ、総合プロデューサーの田中仁氏(JINS代表取締役CEO/田中仁財団代表理事)、アドバイザーの南條史生氏(アーツ前橋特別館長/前橋市文化芸術戦略顧問)、松田文登氏、プログラムディレクターの宮本武典氏(東京藝術大学准教授/アーツ前橋チーフキュレーター)、出展アーティストの渋谷慶一郎氏、吉開菜央氏、建築家の山田紗子氏、本芸術祭アンバサダーの和田彩花氏らが登壇した。

本ビエンナーレのプログラムディレクターでアーツ前橋のチーフキュレーターの宮本武典氏は「初回は“めぶく。”をテーマに、建築とアートの融合が重要なポイントになります。市の中心市街地で始まる再開発プロジェクトの竣工までが、この芸術祭の第一期のマイルストーンになります。建築家たちのプロジェクトにアーティストで伴走し、2 年周期で、訪れるたびに街が創造的に生まれ変わっていく様子を楽しんでいただきたいと思います」とコメント。また、アドバイザーでアーツ前橋特別館長の南條史生氏は「2023 年4月にアーツ前橋の特別館長に就任しました。その年のアーツ前橋開館10周年記念展では、美術館だけではなく周辺のアーケード商店街や空きビルにも展示しました。以来アーツ前橋は、街と一緒に成長する美術館をコンセプトに活動しています。本芸術祭はそうした取り組みを 2026 年秋から継続的に続けていくことになりますね。街とともに成長していく前橋の新しい芸術祭にご期待ください。展示を商店街に集中させるので、歩いて見て回れることができ、観客にとって見やすく優しいビエンナーレです」と語った。

 

【開催概要】

タイトル:前橋国際芸術祭 2026

開催テーマ:「めぶく。Where good things grow.」

会期:2026年9月19日(土)〜 12月20日(日)

主な会場:アーツ前橋、まえばしガレリア、白井屋ホテル、前橋文学館、前橋市中心市街地エリア

ティザーサイト:https://maebashi-biennale.com

Instagram:maebashi_biennale