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【終了】米原康正「i am growing out my bangs」シリーズ今年最後の個展開催。

2017.08.11

©米原康正

 

2017年突如「i am growing out my bangs」とシリーズタイトルを打ち、年間8本のハイペースで米原康正はアートツアーを始めた。「世界の混乱は、男性的社会システムから始まっていて、それを阻止するには前髪を伸ばした女子が増殖することしかない。そして、そのきっかけを僕が作る」と米原は語る。

そのタイトルにもなる前髪とは“嫌なものを見ないためのそして嫌なものから隠れるための装置”で、この装置をつけることにより反抗を体現する人間として再構築しているのである。

今年最後になる個展のテーマはマリリンモンローを中心に、男性社会的アイコンの意味をひっくり返すこと。マリリンモンローのような時代のアイコンになるためには、「男性社会が女性という存在をいかにイメージしているのか?」を熟知し、行動することが必要である。その意識はまた、非男性社会を理解するための扉にもなりえる。男性社会がもっているイメージを裏返しにすればいいだけの話なのだ。前髪を伸ばしたマリリンモンローは、非男性社会のアイコンなのである。

STATEMENT by ⽶原康正

マリリンモンローはセックスにおいて一度もエクスタシーを感じたことがない、という。男性社会の中で描かれる女性像は、その社会の中で価値あるものに対して、永遠のエクスタシーを感じ続けるものでなければならない。それは富であり、権力であり、名誉である。それは全て男性社会においての力を意味する。

もしかして、彼女はエクスタシーを感じないことで、こんな男性社会に中指を立てていたのではないか?エクスタシーのアイコンであったマリリンモンローが、実は不感症だったという事実は、僕に新しい創作意欲を沸き立たせた。

i am growing out my bangs.

イメージだけで語られることの多いマリリンモンローが、前髪を伸ばして、嫌なものを一切見なくなった時、果たして彼女の世界はどのように展開していったのだろう。前髪を伸ばしたマリリンモンローをアイコンに、予定調和な価値観をひっくり返す。そんなことができたらと考えています。

【プロフィール】

米原康正

編集者、ア ー テ ィ ス ト 。
東京ストリートな女子文化から影響を受けたその作品は、メディアの形をして表現されることが多く、90年代以降の女子アンダーグランドカルチャーの扇動者でもある。早くからSNSの影響力を強く感知し、そこでいかに日本的であるかをテーマに活動を展開、現在Instagram, twitter, Facebook, Weiboで日々情報を発信している。2017年6月、同テーマでアプローチの異なる3つの個展開催によるアーティスト宣言をし、更なるステップに登った。

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【開催概要】

タイトル:YASUMASA YONEHARA i am growing out my bangs “FxxK YOU ALL”

会期:2017年11月17日(金)~11月26日(日) 12:00~19:00(11月17日のみ15:00~)

会場:TRUNK(HOTEL) 101

【OPENING RECEPTION PARTY】Supported by Onitsuka Tiger & Majestic

日時:11月17日(金)19:00~

21:00~ Special Guest / Bali Baby from Atlanta

【BYE BYE PARTY】

日時:11月26日(日)17:00~22:00