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フェンディによるプロジェクト「F IS FOR…」が国籍の異なるストリートアーティスト6名によるアートワーク”The Ring of The Future”を発表。日本からはキャスパーが参加

2018.02.09

イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランドフェンディ(FENDI)が2017年2月に立ち上げた、ミレニアル世代によるミレニアル世代のためのデジタルプラットフォーム「F IS FOR… (エフ イズ フォー…)」。フェンディのワールドワイド・コミュニケーションディレクター クリスティアーナ・モンファルディーニ(Cristiana Monfardini)が創作・指揮を務めるこの唯一無二のプロジェクト。昨年6月には、幻想の世界を作り出すカリグラフィーアーティスト ポクラス・ランパス(Pokras Lampas)が、イエローのブラシでフェンディの本社社屋「イタリア文明宮(Palazzo Della Civiltà Italiana)」のルーフトップをキャンバスに見立て、イタリア最大のカリグラフィティを描き話題となった。

今回は、1周年を迎える新プロジェクトとして、世界中から集まった国籍の異なる6人の若きストリートアーティストたちを迎えた、初の試みとなるアートワーク「ザ・リング・オブ・ザ・フューチャー(The Ring of The Future)」を発表した。イギリスのゲイリー(Gary)、イランのケイヴ(Cave)、アメリカのヒレル・スミス(Hillel Smith)、香港のロエス(Roes)日本のキャスパー(Casper)、そして韓国のジョダエ(Jodae)が、視覚的に抱擁を想起させるイエローの大きな円の中に、それぞれ自国の言語でFUTUREという単語を描き、最後の文字が次の文字に溶け込み、文化が融合する魅惑的なループを形作る。”FUTURE”は、文化的な障壁や相違を克服しようという新世代の希望を体現し、イタリア文明宮のルーフトップをいかなることも可能になる場所として称えるのだ。

6人の若きアーティストたちは、それぞれが強い情熱を注いでこのアートワークを共同制作。新たな共有言語によって、それぞれのスタイルを、そしてさらには自分たちの文化を融合させる。彼らは才能を結集して、自分自身のものでありながら他者のものでもあるアートを生み出し、仕上げていく。新しいアートのメルティングポットの中で6通りのコミュニケーションが 、英語から日本語へ、ヘブライ語からアラビア語へ、そして中国語から韓国語へとあらゆる障壁を克服し、「Fearless Future(恐れを知らない未来)」を目指すという、ひとつのポジティブなメッセージを伝える。

【プロフィール】

英語:ゲイリー・ストレンジャー/Gary Stranger @gary_stranger

イギリスのコンテンポラリー・ストリートアーティストで、エッジの効いた精密なフリーハンドのアートワークで知られる。大胆な色使いと鋭い作風を持ち味として、壁とギャラリースペースの両方に描く、世界有数のエキサイティングなグラフィティアーティスト。

日本語:キャスパー/Casper @cmkgallery

1996年にグラフィティを描き始めた日本人アーティスト。2005年に水戸芸術館で行われた日本初のグラフィティ展「X-COLOR」に参加。2007年には、ライブペイントアーティストとしてサマーソニックに参加。2015年には、幅70メートル高さ8メートルの壁を使ったグラフィティ壁画プロジェクトに取り組む。店舗の外装から、舞台衣装の制作、ロゴデザインまで幅広く手がけている。

ヘブライ語:ヒレル・スミス/Hillel Smith @thehillelsmith

ユダヤ系アメリカ人の、ストリートアーティスト兼グラフィックデザイナー。コンテンポラリー・ジューイッシュアートを支援し、現代的なメディアを活用して伝統を蘇らせる。オンラインプロジェクトによって古来の儀式を再生し、アートのエンパワーメント、継続性、アートを通じたアイデンティティの創造に重点を置く、ジューイッシュアートのワークショップを主催する。

アラビア語:ケイヴ/Cave @cave_cave

テヘラン出身で、現在はロンドン在住のイラン人グラフィティアーティスト。通常、アラビア語とペルシア語を交互に使い、2種類のアルファベットをミックスさせる。とりわけアラビア文字の形に夢中であると公言しており、その研究を続けながら新たな調和した形を作り出そうと試みている。

標準中国語:ロエス/Roes
ロエスことティムヤン(Timyan)は、香港生まれの中国人アーティスト。年に香港のストリートでグラフィティを描き始める。アートを愛し、2006年にグラフィックデザインとイラストレーションを学び、スマイルメーカー集団(Smile Maker HK Collvective @smilemaker.hk)の創設メンバーのひとりとなる。彼らの信条は、「私たちはアートが大好きで、あなたのスマイルを見るのも大好き」。彼は常に日常生活からインスピレーションを得る。

韓国語:ジョダエ/Jodae @jodae
ソウルで活動する韓国人アーティスト。2008年に作品を公開し始める。制作するストリートアートに韓国的な要素を組み込むことで、独自のスタイルを生み出すことで知られる。シャーマニズムやその他のさまざまな文化的信条に個人的な興味があり、多様な文化的要素を彼独自のシンボリズムに取り入れることを重視する。

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