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ルカ・コスタ初の個展『NAMIKOZO』が清澄白河のSatoko Oe Contemporaryで開催

2018.06.11

アルゼンチン出身のアーティスト、ルカ・コスタ(1989-)の個展「NAMIKOZO」がSatoko Oe Contemporary ギャラリーで始まっている。ルカ・コスタは、複数名で作り上げられた架空のアーティスト。その人格と作品には、関わる人々の意志や思惑が細やかに反映されており、作り上げられた背景や経緯が複雑に織り込まれている。展覧会のタイトルにもなっている「NAMIKOZO」は、静岡県西部に古くから伝わる妖怪「波小僧」から来ており、サーフィンを愛し世界を旅するルカ・コスタが、異邦人として日本の文化に触れ、強く惹かれたことが、この地で個展をすることになった理由の一つでもあることを表している。ルカ・コスタは、現代を生きる我々が滅びてもなお生き続け、今後関わる人々や時代により形を変えながら作品を作り続けることだろう。いつまでも固定されることなく、波のように変容し続けるアーティスト、ルカ・コスタ初の個展、ぜひチェックしていただきたい。

 

【開催概要】

タイトル:ルカ・コスタ「NAMIKOZO」展

会期:2018年6月2日(土)ー 30日(土) 12:00ー19:00

会場:Satoko Oe Comtemporary

東京都江東区白河3−18−8 第二杉田ビル1階

定休日:日、月、祝日休み

 

【ルカ・コスタ プロフィール】
1989年アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。大学在学中は詩やパフォーマンスなど非物質的な作品をつくる一方、古典絵画や南米のアートムーブメント「Madi」や「Concrete art」に影響を受けた絵画の制作も行う。卒業制作では唐突に謎の立体作品を制作し、微妙に評価・注目を集める。卒業後、イタリアをルーツに持つ祖父の影響もあり、イタリアの港町アンコーナのレジデンスへ参加。そこでの滞在制作を経て、2013年に初個展「stranger」をイタリアにて開催。並行的に各国の気になるアーティストなどに対して、コンタクトをとるなどの活動を開始。そうした活動を経て、2014年にドイツでのグループ展「der Bau」、2015年にイギリスでのグループ展「beyond the stars」、2017年に日本でのグループ展「pecio」参加に至る。絵画・立体・写真・詩・パフォーマンスなど形態は様々であるが、共通して自然・宇宙・科学・神性・宗教・文化などを感じさせる要素がある。本人自体は気ままに各国を渡り歩きつつ、作品制作を継続中。